プラスの痛みとマイナスの痛み

プラスの痛みとマイナスの痛み

プラスの痛みとマイナスの痛み

プラスの痛みとマイナスの痛み

シロハ便り 第163号 2022年8月

 

プラスの痛みとマイナスの痛み

 

 暑いですね〜! 日差しが熱いし痛い感じがするくらい、とても危険を感じる暑さです。

 

 世界的に見ても異常高温になっている原因として偏西風が大きく蛇行していることが挙げられています。

 

 ヨーロッパに比べると、まだ日本はマシな方なのかもしれませんが、台風の大型化や線状降水帯による被害は、とても心配です。

 

 偏西風の蛇行も、台風の大型化も、気温と共に気圧の変動を大きくさせています。

 

 大気は地球上ですべて繋がっていますので、各地での異常な気圧差によって、生き物全ての体調に影響を及ぼしている可能性もあります。

 

 そんな環境変化の中でも、体調をしっかり保てる対応能力は、これから益々、必要不可欠であり、これを皆さまに高めてもらうのが、僕の仕事です。

 

プラスの痛みとマイナスの痛み

 

 身体が痛みを出す時、その痛みには意味があります。 そして、どんどんとプラスされて、増えていき、蓄積されていく痛みと、どんどんとマイナスされて、減っていき、叩き出されていく痛みがあります。

 

 つまり、同じ痛みだとしても、その意味が違うということです。 ここが理解されていないから、痛みを全ていけないものとして、抑え込もうという考えで医療や療法が行われ、事態をもっと悪くしています。

 

 基本的に身体とは、細胞の集まり集合体なのですが、1つ1つの細胞には、地球上に生命として誕生した初めての単細胞生物の時から、刻み込まれている1つの命令に従っています。

 

 それは、『生存せよ!』です。

 

 つまり、身体を構成している細胞は、生存するために、常にベストな状態へ変化し続けていくことで、命を保って繋げていくことをしています。

 

 なので、身体が勝手に命を脅かすような病気や、身体の不調や、突然襲ってくる痛みを作り出すことはなく、そのような症状を出すのは、全て生存し続けるために必要だったから創り出しているだけです。

 

 例えば、あまりに不摂生を続けていて、身体や命に有害なことをやっていた結果、血液が汚れてどうにもならなくなった時、癌細胞を創り出し、そこに汚れを集中させることで、ある程度の血液を浄化し、そのままでは血液の汚れから多臓器不全で死に至っていたものを、あえて癌を創ることで寿命を延ばしているという話を聞いたことがあるのですが、僕はけっこう的を得ている話だなと思っています。

 

 癌は命にかかわる困った病気ですが、それがなければ、もっと早く命を落としていた可能性あり、身体の細胞は少しでも生存するために、あえてその選択肢を取ることがあるということです。

 

 身体は決して、悪くなろうと思って病気や不調や痛みを創り出しているわけではなく、生存させ続けるためにギリギリの選択をした結果、病気や不調や痛みになってしまっているのです。

 

 身体の骨格や姿勢にしても、現状でベストではないけれども今の状態で今のような無理な要求をされ続けるならば、ここに負担は集中してしまうけど、今できるベストの選択であればしかたがないから、こっちやあっちに動いて、何とかバランスを取りながら、生存するために今できるベストな状態へ変化しています。

 

 だから、身体は何とかするために変化をし続け、それが今の身体の歪みになって見えています。 しかし、この歪みや姿勢の悪さは、現状で生存するためのベストなパフォーマンスを行える、現状においてギリギリの妥協点での状態であり、その状態で身体の痛みや不調を何とかしようとしても徒労に終わります。

 

 この状態は、身体の歪みの起点であり歪みが始まった時点からの修正の修正の修正の・・・・・・・・・・と、永遠に続く、ベストでないけど修正して何とかしている妥協点の連続です。

 

 このような修正の修正の修正の・・・・・の、妥協点の連続により、その時の骨格の形で出来たひずみに発症した痛みが、骨格の修正の変化により形を変えた時にまた新な痛みの箇所が付け加わり、どんどんプラスさせていき、蓄積されていきます。 

 

これが、どんどんプラスされていき、増えていき、蓄積され続ける痛みです。

 

 一方、僕の施術によって頸椎の調整を行うと、身体の歪みの起点となっている頭部の重心位置が正常位置に戻り、その状態をケアし続けることで、その頭部の重さを支える身体の骨格が、正常位置に変化し続けます。

 

 つまり、歪み始めから修正の修正の修正の・・・・・・・と動いていた骨格が、今度は正しい骨格位置へ戻り続けて、いつか安定し始めるということです。
 その時に、過去に通ってきた骨格の形で発症していた、完全に修復されていない痛みの箇所が呼び覚まされて、もう一度痛みとして出てきます。

 

 そして、その痛みと共に、その痛みの箇所のダメージ情報が脳に、今度は正確に送られることによって、完全修復されます。 

 

この時に出てくる痛みが、マイナスの痛みであり、叩き出すほどに減っていく痛みです。

 

 ですので、施術を受けた後に出てくる症状や痛みは、過去に生み出して処理しきれなかった痛みであり、それが古傷として残っているから、現状消えにくい痛みになっているので、今度はそれを叩き出して完全に修復されていきますので、その分、過去に蓄積された痛みの総量はグングン減っていきます。

 

 それは、言い換えれば、借金返済のようなもので、過去に生み出し蓄積した痛みを出せば出すほど、借金が減っていくのと同じことになります。

 

 痛みが減っていき、消えるまで、どのくらいかかるのかは、どのくらい借金を溜め込んでいるのかの違いでしかありません。

 

 借金は返せば返すほど減っていきます。 返してさえいれば、いつか返済は終わります。 身体の痛みも同じです。

 

 その痛みが、どんどんプラスされている痛みなのか、どんどん減っていくマイナスの痛みなのかの違いであり、施術後の痛みは、どんどんマイナスされていく痛みです。 

 

出れば出るほど修復力は強くなり、いつか修復が終わります。

 

おすすめ

 

 ずっと立っていると腰が痛くなる人は、反り腰の人が多いです。 
でも自分で姿勢を気にしても改善はできません。 そのアドバイスとして、内股にして立つことをおすすめしていますが、こんな下駄を履くという手もあります。

 

 足が前方に傾き反り腰になっていれば、この下駄では立っていられません。 これを履いて普通に立っていられる重心バランスが、よい立ち姿勢の目安になります。

 


 

あとがき

 

 7月で、みーちゃんが10歳になりました。 保護猫なので正確な生年月日はわかりませんが、保護した時の状況から推測して、10年前の7月生まれのようです。

 

 あれから10年、今ではすっかり甘えん坊になり、我が家の天使ちゃんでいてくれています(^^♪