睡眠の質と血液の関係

睡眠の質と血液の関係

睡眠の質が及ぼす血液への影響について

睡眠の質と血液の関係

シロハ便り第68号 2014年9月

 

睡眠の質と血液の関係

 

 今年の猛暑も落ち着いてきましたね。
この夏も寝苦しい夜は多かったのではないでしょうか?
 睡眠の質はとても大切です。
残暑も落ち着いてきましたので充分に睡眠をとり夏の疲れをよく取っておきましょう。

 

 来月は、お米を買いに会津へいきます。うちのれもんとみーを連れてのお泊りです。
10 月21 日(火)・22 日(水)・23 日(木)までお休みさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

 

睡眠の質と血液の関係

 

 前回、血液は最高の良薬だというお話をしましたが、今回はその血液の流れるスピードのことをとりあげたいと思います。
 一般的に言って、血流が悪いと言うと血管に老廃物やコレステロールの塊や血管が傷ついたことによる血栓などが溜まることによって、血液の流れを悪くしてしまうようなイメージがあるかと思います。
 血管の中をドロドロした血液がゆっくりと流れ落ちていくイメージなんかもあると思います。血液をサラサラにして血液の流れるスピートが速くなれば血流が良くなったというイメージもあるのではないでしょうか。
 そういった映像が繰り返しテレビで流されていましたので、誰しも一度は見たことがあると思いますが、あれはあくまでもテレビの演出としての色合いが濃く、実際の血液の状態を正確に写した映像ではありませんので、あんなにドロドロしているのは極端な例として思っておいてください。

 

 ここで大切なのは、血流が良いということを、血液がサラサラで流れるスピードが速いことだと勘違いしていないかということです。

 

 血液に老廃物などが溜まらずサラサラに流れるのはいいのですが、血流のスピードは速ければいいというものではありません。血流が良いという状態は、血流が正しくコントロールされている状態のことをいいます。
 つまりこれは、自律神経によって正しく制御された血管の状態のことを言います。交感神経が強い時は血管に圧がかかり、水の出ているホースを握ると水流が速くなるのと同じように血流も早くなります。副交感神経が強い時は血管への圧が弱まり血流がゆっくりになります。

 

 このコントロールがうまくいっているかどうかが極めて大切です!

 

 日中は交感神経が強く働き血液の流れを速くすることで、体の細胞へ血液の供給量を多くして活動しやすくしています。逆に夜は体を休ませるために副交感神経が強くなり、血管への圧が緩むことで血流を遅くします。
 この2つのバランスがうまくいっている時がとても状態のいい時です。 しかし、ここにストレスが強くかかってくると状況が違ってきます。

 

 強いストレスは交感神経の働きを極端に強くしてしまい、血管にかかる圧も強すぎてしまいます。すると血流が速くなっても肝心の毛細血管が縮まってしまい、その末端が閉じてしまうため、血液が細胞に届かなくなります。
 その状態が長年つづくと、副交感神経がどんどん働きにくくなって、夜になっても交感神経が強いままになっていきます。その結果、寝つきが悪いとか睡眠が浅いという睡眠障害になっていきます。
 交感神経と副交感神経がうまく切り替わってくれない状態の睡眠障害では、24時間ずっと血液のスピードが速いままになってしまいます。するとここでもっと大きな問題が起こります。
 体を動かすのに使った血液には、その日の老廃物や疲労物質(活性酸素、乳酸など)が溜まります。その血液の汚れは、寝ている時に適切に副交感神経が働き血流がゆっくりになることで初めて、リンパへと排泄されます。
 この時の血流スピードが速すぎると、血液の汚れがリンパに落ちていかずに通り過ぎてしまい血管内に残ってしまうことになります。

 

 この残ってしまった汚れが血液をドロドロにしていく元になります。けっしてコレステロールの高いものを食べ過ぎたから血液がドロドロになったのではないんです。
 睡眠の質が悪くなると血液浄化が出来なくなることが一番大きな問題で、血液に汚れが溜まると、血液をドロドロにするだけでなく、その汚れを浄化しようと別の方法を脳と体は取り始めます。
 まずは肌に血液の老廃物を出してきますので、肌あれや吹き出物ができます。 そしてもっと恐ろしいのが血液の汚れがもっとひどい状態になるとそれが腫瘍の元になることです。
 ガンって恐ろしいですよね、命にかかわる病気です。でも、一方でこんな説もあります。 それは、体は腫瘍を作ることで血液の汚れをそこに集中させ、血液の浄化をしているという考え方です。
 ガンは命にかかわる病気ですが、そこに腫瘍ができなければ、もっと早い時期に血液の汚れによる多臓器不全で命を落としている可能性があるということです。
 脳と体は、たとえ最悪、ガンを作ったとしても、あくまでも命を守ろうと働いているんです。命を保つためにとりうる最善の方法を取捨選択して、常に自身の生存を最優先に考えています。なにもあなたを苦しめてやろうとして痛みを作ったり、ガンを作ったりしているわけではないということです。

 

 このストレス社会の中で、最も健気になんとしても少しでも長く生存し続けようと必死で戦っているんです、あなたの脳と体は!

 

 しかし、ストレスは自分の意思でなかなかコントロールは出来ないものです。自律神経も意識ではコントロールできません。 じゃあ、だからこそ、半身浴くらいはやりましょう。半身浴を寝る前にすることによって全身の毛細血管が開きます。

 

 ストレス多い→交感神経強い→毛細血管締まる となるならば、逆をいって
 半身浴→毛細血管開く→副交感神経強くなる→ストレス緩和 につながるはずです。
 さらに→睡眠が深くなる→血液が浄化される→大病しなくなる とすすむんです。

 

 明日から、ストレスをなくせ!と言っても無理でしょ。だから、物理的にコントロールできるところからアプローチをしているのです。
 睡眠の質を上げて、血液をしっかり浄化していけば、ほとんどの病気は予防できます。毛細血管の末端が開き、細胞へしっかり血液が流れ、睡眠によってしっかりと血液が浄化されるのですから。
 そのうえで、今度は血液の質を良質なものにしていくと病気になりようがないです。血液の質を良質にするために大切なことが食事になります。 食事と栄養の問題も極めて大切ですので、詳しくは次号で。

 

 

 

今月のおすすめ本

 

 現職の住職さんが、よくぞここまで書いてくれました!と感謝したい本です。 これからの葬儀のあり方、お墓の問題、ぼったくられないようにするための正しい知識や裏事情など詳しく書かれています。
 うちもお墓移そうかなと真剣に検討しています。 葬儀やお墓、その後の供養などで心配のある人は絶対に読んでおいたほうがいい本です。

 

お寺の収支報告書(祥伝社新書)
橋本英樹
4396113765

 

 

あとがき

 

 というわけで(^_^;) 10月は21日(火)・22日(水)・23日(木)の3日間お休みさせていただきます。れもんとみーを連れて福島県の会津に寄り、それから白河のレジーナに泊まってきます。
 今度は何をしでかしてくれるか楽しみです♪

 

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