また、新しい年の始まりですね。今年もよろしくお願いいたします<(_ _)>
去年は色々と新しいことにチャレンジした年でした。?し、許容範囲をオーバーし追いつかないものも多々ありましたが、今年はそれぞれを消化していきながらもっと力を抜いて効率よくできるだろうと思っています。
やりたいこと、やるべきことがいっぱい詰まった新たな1年に楽しみが膨らみます!(^^)!
施術の中で、ある呼吸法をしながら患者さんの頭に手を当てるプロセスを行います。
その呼吸法をしていると、どんな症状改善に役立つかは次の通り
◆ ストレス過多による不安症
◆ 自律神経失調症
(身体及び神経が緩められないことによる症状として、高血圧・不眠症・慢性疲労など)
◆ 睡眠障害全般
◆ 食欲不振・胃腸障害
これらの症状は薬に頼っても、何時までも付いて回るやっかいなものばかりで、ここからさらに様々な不定愁訴へと発展していく危険性の高いものばかりです。ストレスによる自律神経への影響が、強い症状と言い換えることもできます。
個々人のストレスをコントロールすることはできませんが、そのストレスから自律神経への影響を和らげ不定愁訴へ現れないように手助けをすることはできるかもしれません。
さらに、この呼吸法を行いながら誰かに手を当てることで、誰でも気功を行っているような効果を起こすことができます。これを受けている人はもちろんのこと、気功を施している人のほうがさらに心身共に良い状態になっていきますので、この『呼吸法』のやり方を解説します。
簡単ですので、練習してやってみてください。そして、『呼吸法』を行いながら誰か身近な人に手を当ててみてください。脳幹部に『気功』をあてることで、普通の肩こり程度ならば充分にほぐれてしまいます。
胃腸の調子を崩しやすい人は、お腹に手を当てて呼吸法を行うだけで良質な気功療法となるでしょう。ストレスによる不定愁訴が出ている人は、この呼吸法を1日に何度でもできるだけ多く行うことで、問題解決とまではいかないまでも、ストレスからの不定愁訴は軽減していくと思います。
不定愁訴を改善し、健康を維持するために、まず知っておいてほしいこと。
1 あなたの健康は、あなたの脳が常に守っているということ。
2 あなたの身体は決して悪くなろうとして痛みや不定愁訴を出しているわけではなく、異常個所を知らせようとしているだけだということ。
3 脳が身体を守り、病気や怪我を癒し、正常な状態を維持させる働きをする時に使う道具が自律神経であり、「不安」・「恐れ」・「怒り」・「ストレス」は、その自律神経の働きに誤作動を起こす最も弊害のある要因であること。
4 慢性症状や不定愁訴を改善させるためには、脳・身体・神経の緊張を緩めることに全力を尽くすこと。
以上のことを考えた時、心身の緊張を緩め、自律神経の緩める方の副交感神経を優位にさせる『呼吸法』が症状改善の大きな助けになると思います。
では、『呼吸法』をやってみましょう。
@ 気功において、右手がプラスを表し、左手がマイナスを表します。
そこで、プラスとマイナスを組み合わせて『調和』をさせる意味で、親指と人差し指で輪を作り、右手と左手の輪を繋いで印を組みます
A その印をおへその下(丹田)で組みます。
B 次に呼吸ですが、吸うのも吐くのも鼻から行います。
ここでポイントなのが、息を吸うときも吐く時もお腹を引っ込めたまま行うということです。
腹式呼吸のように息を吸う時にお腹を膨らませないように注意してください。
お腹を引っ込めたまま、胸が縦に伸びて上に膨らんでいく感じです。
息を吐く時は、その状態を出来るだけ保持したまま肺の中の空気を全て吐き出すようにします。
C もう一つのポイントは、呼吸する時に鼻の奥にある鼻孔という空間で空気を振動させて音を出します。
息を吸う時も吐く時も、風が通り抜けていくような音が出るように呼吸してください。
これには空気量と風速が必要なので、かなりの筋力を使います。と同時に、血管が開き、身体の隅々まで血液と酸素が行き渡るような感じになります。
D この『呼吸法』で最も重要なことは、『イメージ』です。
最高の癒しの氣を引っ張ってくるためのチャンネルとなる2つの言葉があり、常にその言葉をイメージしながら呼吸法を行います。
まず、息を吸う時に『World(世界)』をイメージし息を吐く時に『Peace(平和)』をイメージします。人の思考は細胞に大きく影響を及ぼしています。
人の思考の中で、この2つの言葉のイメージが最強の力を持ち、古今東西を問わず宗教的な枠をも超え最も好ましい変化を細胞を含めた物質に与えのだそうです。
E この呼吸法を7分間続けられるようにがんばってみてください。
7分を1セットで、1日に何回やってもOK です。
私は、お風呂で半身浴をしながら練習していました。
いかがですか? できそうですか?精神的な不安やストレスはコントロールできません。そもそもコントロールできないことに無駄に悩んでしまって、どんどん状態を悪くしていく、負の連鎖に陥る人が如何に多いか!
それならば、何かコントロールできるものから始めれば良いのです。その一つが、この『呼吸法』だと思います。そして、自分だけのためでなく誰かのために呼吸法をしながら気功圧を行ってあげてください。
呼吸法で呼吸しながら、どこか痛い所やコリのあるところに手を当ててあげるだけでいいです。特に、慢性症状や不定愁訴がきつい方のまわりにいる人は、精神的には、辛い当人にも勝るほどの負担を負っている場合があります。
辛いのは自分だけではありません。自分のためにも身近な人に対して呼吸法を行いながらの手当をやってあげられたら素晴らしいと思います。