脳幹の活性化とは

脳幹の活性化とは

脳幹の活性化とは、どのような状態なのかについて

脳幹の活性化とは

シロハ便り第122号 2019年3月

 

脳幹の活性化とは

 今年は春が来るのが早いですね。 花粉症の人も辛そうです。 毎年、気温が上がっているせいで、花粉の飛散も年々多くなっている感じです。

 

 うちの家族は、花粉症がほとんどないので、ありがたいです。 春は暖かくなるし、れもんとみーを連れてお出かけするのを楽しみにしている季節です。

 

 去年の秋に日帰りで、山梨県の勝沼へ行ってきました。 勝沼の農協においしいワインがあると聞いたので。 
 教えてくれたのは、毎月通っている築地の栄寿司の大将です。 以前は生産者しか飲めないワインで、自分達で飲むためだけに作っていたワインだったそうです。 

 

 それをお寿司と一緒に出してくれたのですが、ものすごくおいしい! お寿司にも合う赤ワインです。 ワインなのに一升瓶に詰めてあるのも、また地物っぽくて粋です。

 

 ちょっと今年は、奥州あたりを中心に、富士五湖や清里あたりまでお散歩してみたいと思います♪

 

脳幹の活性化とは

 

 脳の真ん中あたりに位置している脳幹は、生命維持活動を担っています。 背骨の中の神経の束(脊髄)は、脳幹に繋がっていて、自律神経をコントロールしています。

 

 脳幹は、身の危険や生命維持のために必要な情報を感知し、命を守るために自律神経を使って身体の各機能を制御していて、それらの機能は休むことなく自動で行われます。

 

 天気が変わったり、同じ晴れの日でも気圧は変化していて、その気圧の変化でも放っておくと命の危険になります。 
 天気の良い日は高気圧ですので、身体の表面にはまんべんなく大気による圧力が高くかかります。そのままにしておくと、その圧力に押しつぶされて身体も縮みます。 雨の日は低気圧ですので、逆に身体の表面にかかる圧力は弱くなり、そのままだと身体は膨れます。 

 

 そんなことをしていたら、体内環境が変化しすぎて、体温や血圧が乱高下し、内臓が正常に動きません。

 

 脳幹は、気圧や気温の変化に合わせて、自律神経を使って緊張を強めたり弛緩させたりしながら、体外環境の変化から体内環境を常に守り続けています。

 

 脳幹が命を守る働きをする上で、使う道具が自律神経です。 自律神経とはねじ回しのようなもので、締める専用の交感神経と緩める専用の副交感神経の2本を持っています。 

 

 脳幹がこの2本のねじ回しを使って身体の各部を締めたり緩めたりしながら、呼吸をさせたり心臓を動かしたり汗を出したり、さまざまな生命維持活動を行っています。

 

 そこで問題です、たまに自律神経がうまく動かないことがあります。 自律神経失調症というやつです。
 冷え性や不眠など実に多くの不定愁訴が自律神経失調症として扱われています。

 

 自律神経失調症と言われるとみんな自律神経が悪いと思ってしまうのですが、自律神経はただのねじ回しです。 これが回らなくなったり壊れてしまうことはありません。

 

 では、どこが問題かというと、脳幹側からの指示が自律神経へうまく伝わっていないことによる誤作動が問題です。 

 

 脳幹が身の危険を認識し自律神経に指示を出します、その時脳幹から電気信号でその指示を伝えます。 この電気信号が乱れることで、脳幹の指示通りに自律神経が動かず誤作動を起こすことが自律神経の問題となってしまいます。

 

 この脳幹から自律神経へ伝わる電気信号を乱している原因が、頸椎1番の歪みによる複雑な神経圧迫と考えているのが上部頸椎カイロプラクティックの考え方であり、その歪みを取り除き脳幹の指示が正確に伝わることで自律神経を使っての身体のコントロールが正常にできるようになることが、脳幹の活性化と言われています。

 

 頸椎1番の歪みはとても複雑です。 前後、上下、左右、ねじれの4方向に複雑に動いてしまう特性があり、脳幹直下の脊髄を圧迫しています。 これを施術により正しい位置に合わせていくことを行っています。

 

 脳幹が生命維持活動を行う上での指示は絶対に間違えることはありません。 同時に自律神経が壊れてしまうこともありません。 ただ、うまく伝わらないだけであり、その障害を取り除きさえすれば、後は脳幹がちゃんとコントロールしてくれます。

 

 逆に、脳幹がいくら指示を出してもうまく伝わらないと身体の調子も悪くなりますが、脳幹側にとっても強いストレスになります。 脳幹は身体をコントロールしているだけでなくメンタル面でのケアもしていると言われていて、脳幹が元気をなくすと精神面での影響も出てきます。

 

 やる気を司る脳とも言われている脳幹は、身体をうまくコントロールできなくなり調子が悪くなってくると、やる気をなくさせて出来るだけおとなしくさせていようとします。 

 

 そうすることで、それ以上、身体を傷めないように守りに入ります。 それでも意思の力で、無理やり動き続ければ、不眠や鬱など精神的に悪影響が出てきても不思議ではありません。

 

 また、これとは別経路で、脳幹がやる気をなくす場合もあります。 身体の負荷による痛みが重なり、古傷として蓄積され続けた場合です。 

 

 身体の歪み方によって負荷のかかりすぎる部位が同じような部分に偏ってしまうと、自己修復しても同じところにダメージができ続けてしまうので、何度修復しても繰り返し痛みが発生するようになります。 

 

 そうなると脳が治しきれないと判断し、脳内麻薬を使って、そのダメージ情報が脳へ伝わってこないように神経の電気信号を鈍らせていきます。 すると、その部位は修復されないままダメージが蓄積していき、そのまま残って古傷となります。

 

 身体のあちこちに修復しきれず残ってしまった古傷が沢山できてしまうと、脳が何かの行動を身体に起こそうとしたときに、脳幹がストップをかけてしまいます。

 

 例えば、この道を通って目的地へ行きたいと思った時、その道のあちこちに穴があいていて、工事中になってはいるもののそのほとんどの工事が中断され放置されていたら、危なくてその道を通ることを断念すると思います。 

 

 脳幹も、身体に蓄積したダメージが完全に修復されずに中断され放置されていることを察知した時に、危険をさけるため、身体をなるべく使わず動かさないように、やる気をなくさせておとなしくさせていくのです。

 

 身体の調子が悪く痛みがある状態なのに、動かさないと動かなくなるという入れ知恵を真に受けて、そのような強迫観念から、運動や筋トレや間違ったリハビリをやろうとする人が多いですが、調子が悪い時は修復が第一であり、痛みがなくなるまで安静が絶対です!

 

 身体の調子が本当によくなったら、脳幹側から、もう動いてもいいよ!というサインが出されます。 それは、やる気が出ることです。 

 

 本当に動きたいという衝動としての運動欲が出ます。 そしたら何をやっても大丈夫です。 脳幹が活性化して元気になるという意味は、神経系と身体に蓄積した古傷が完全に回復した状態のことを言います。 

 

 調子が悪いのに、決して無理はなさらないでください。

 

おすすめ

 

 私は、本当はワインは苦手です。 でも、これはおいしい! ワインのえぐみがなく、本当にぶどう酒という感じです。 

 

 元々は生産者だけの特別なワインだったので、しかも築地の寿司屋の大将がこれはおいしいって言うくらいですから。 

 

 勝沼の農協の販売所か販売元でしか買えませんが、楽天で通販もしていました。