毛細血管を開く運動

毛細血管を開く運動

毛細血管を開く毛管運動が体の機能回復にとってもよい効果を発揮します。

毛細血管を開く運動

シロハ便り第59号 2013 年12月


毛細血管を開く運動


早いもので今年もあとわずかとなってきました。
ご来院頂きました皆様方には、本当にお世話になり
ありがとうございました。
また来年も皆様の健康維持の一助となれますよう精進してまいりますので
よろしくお願い致します。

毛細血管を開く運動


[膝の痛み] ブログ村キーワード

 腰が痛い! 膝が痛い! 肩が痛い! となるとすぐに運動不足だとか老化だとか言われてしまうことありませんか?
 それを気にして、身体が痛いのに無理に運動して症状を悪化させている人多いと思います。
 私は痛い時には動かないようにといつも言っています。とくに痛みのある動きはしないで、動かせる範囲で必要最小限のことをするようにと注意をしています。

 それでもどうしても『老化』とか『筋力低下』という言葉をテレビとか誰かから聞きかじり、その言葉の恐怖心から無理に運動をしなければ気がすまない人もいるようです。
 私も運動を全くするなと言っているわけではなく、痛みの症状があるのであれば、運動出来る状態になるまでの順序とプロセスがあると思っているからです。


 ちなみに、私の考える症状回復から運動をしてもよいと思われるまでの順序は

1、現状確認期
   神経が活性化し、身体の故障部分を正確に確認できるまでの神経の回復にかかる期間

2、自己治癒期
   神経が拾ってきた身体の正確な情報を元に脳が指令を出して自己治癒させるのにかかる期間

3、回復期
   身体の各機能が回復に向かい、脳がもう大丈夫と判断するまでの期間

4、脳幹欲求期
   身体の機能回復が進むと脳幹からの欲求が出てきます。ここで運動欲も出てきます。

 この脳幹欲求期になって初めて、今まで辛い症状があって出来なかったことを、あれもこれもやりたいと思う欲求が出てきます。ここで運動欲が出てきたら、好きなだけ運動してください。ぜひとも運動して筋力アップをするべきと思います。
 オプセラピーをきちんと受けていれば、ほぼこの順序で進んでいくことがわかっていますので、今痛いのにあせって運動しないほうがいいよ、と言っているのです。

 それでも対処療法しかできない人達が『うま』『しか』の一つ覚えのように「筋力つけないと痛みがとれません」とか言うので、せっかくの回復軌道にのっていきそうなのに『回復』と『破壊』を繰り返す地獄の無限ループに迷い込んでしまうわけです。・・・なんとももったいない。。

 これが子供や若い年代の人達ならば、まだ話は違ってきます。体内に蓄積している痛みを作り出している元の量が少ないから回復までの期間は短くてすみます。  中高年の方であっても、普段から運動し筋トレをしてきた人は、痛みが出ても回復は早いし運動も少しペースを落とすくらいで大丈夫です。
 しかし、今まで運動や筋トレをしていなくて痛みが出てから筋トレだといっても弊害の方が多いでしょう。しっかりと治す時は治し、回復させてから今度は身体を強くしていくという順序を守ったほうがいいです。
 と、ここまで書きましたが、どうしても動きたいのに動けないことで、筋力低下と老化に怯える方も多いのは事実です。

 そこで、これならば推奨できると思った運動がありましたのでご紹介したいと思います。
 それが『らくらく毛管運動』です。
 楽に簡単に出来て身体への負担がかかりません。それでいて私がとても強く惹かれたのが『全身の毛細血管を開く効用がある』ことです。

 オプセラピーの効果の大きな一つは、自律神経のバランスが整い血管にかかる緊張圧力が低下し、毛細血管が開くことにあります。
 その上で半身浴を推奨しているのも、毛細血管を開く効能があるからです。身体のコリや痛みの元には必ず末梢血流障害があります。つまり毛細血管が締め付けられていて細胞へ血液が充分に送られていない状態です。
 細胞は毛細血管からしか血液を受け取れませんので、病院で測る血圧の数値よりも、末端の毛細血管がどれだけ血液を流せているかのほうが重要なのです。

 『末梢血管の血流が良ければ必ず回復は起こります』

 オプセラピーを受けながら、この毛管運動をしっかりとできれば、上記の4つの回復プロセスが加速することが多いに予測されます。この回復プロセスには、回復を待つ時間がありますので、その時間に何もしないのは辛いという方、もしくはちょっと間違った方向で努力してしまっている方には、ぜひやってみて頂きたいと思います。

 ではやり方です。仰向けに寝て、頭には枕をあて、両腕両足を上にあげて、小刻みに揺すります。足を上げ続けるのは辛いので、これを壁際でやり、足は壁に寄りかからせます。なるべくお尻を壁の近くにつけて足が垂直にあがるように。
 足が90度垂直に上がらない人はソファーなどに足を寄りかからせてもいいです。出来る範囲で上げて行ってください。
 足首も90 度に曲げて足の裏側が反るようにがんばりましょう。その状態で両腕両足とも力を抜いて、なるべく足と腕の付け根から揺すります。慣れてきたらできるだけ小刻みにブルブル振ってください。
 それを朝と夜に15分ずつ行います。時間は最低15分はがんばりましょう。慣れてきたらもう少し時間を長くしてもいいです。
 最長で60分までならOKです。それ以上やるとかえって毛細血管が閉じてしまいますので15分〜60分以内でやってください。

 この毛管運動によって毛細血管が開き抹消血流が改善することに加えて、さらに予想される効果を言えば、筋肉に負担をかけていない状態で小刻みに振ることで筋肉を動かす神経の伝達も良くなることです。
 脳から神経を通して電気が筋肉に送られて初めて筋肉は動きますので、筋肉を動かしているつもりで、実は脳が神経を通して電気信号を小刻みにコントロールしながら送るという神経伝達能力を鍛えていることになります。
 このことは、上記の回復プロセス1を助けます。
 そして、身体全体が同時に揺さぶられますので、骨格バランスも整いやすくなり、回復プロセス2を助けます。その上で毛細血管が開くことで、全身の細胞の代謝が加速し、回復プロセス3を助けます。

 『オプセラピー』+『毛管運動』で最強コンボになる可能性があります。ぜひみなさん積極的に取り組んでみてください

今月のおすすめ本


 ということで、今月は『らくらく毛管運動』の本をご紹介します。先ほどやり方を書きましたが、この本にはさらに筋力をアップさせるやり方も書かれていました。
 筋肉に過度の負担をかけずに、それでも筋肉が鍛えられ、ダイエット効果もあるということです。
 体験談が多く取り上げられていて、かなり高齢の方の症状改善結果が報告されています。

毛細血管を開く運動


題名  「らくらく毛管運動でよみがえる」
著者  金澤竹哲/吉村克己
発行元  風詠社/ 発売 星雲社
価格  1200円

あとがき


 本文の追記ですが、毛細血管が開くと血圧が下がります。高血圧の人には一番いい運動です。
 それと、本の中に書いてあったのですが、膝裏のふくらはぎ(ここ重要と私も再三言っていますが)、この部分がすっきりしてきます。するとここはくじ
運のツボらしく、くじ運が良くなった人がいるそうです。
 私がこの運動つづけるのはtoto ビックで10億あてるため(^-^)





ランキングに参加しております。

この記事がお役にたてましたら、応援クリックいただけると
うれしいです(^-^)


にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村 ← こちらです♪