最高の良薬は血液だ

最高の良薬は血液だ

全ての痛みや不調のある部分には末梢血管の血流障害があります。

最高の良薬は血液だ

シロハ便り 第67号 2014年8月

 

最高の良薬は血液だ

 

 連日猛暑がつづいていますが、いかがお過ごしですか?
 私は暑さにはめっぽう強い体質ですので、逆にクーラーが苦手です。
  最近の猛暑でも、自然の風でとても気持ちよく過ごせます。
 しかし、施術室ではそういうわけにはいきませんので、案の定、クーラーに当たりすぎて、のどをやらせました((+_+))
 みなさんは、冷房対策を上手に行って、猛暑を乗り切ってくださいね。
 37 度くらいのお湯で半身浴が夏バテ防止には最適です(^_-)-☆

 

最高の良薬は血液だ

 

 風邪をひいたり病気になったり、怪我をしたり、何らかの体の異常があったとき、その異常を修復してくれる機能を生物は元々もっています。
 免疫機能であったり、細胞の代謝であったり、その体の自己修復能力はとてつもなくすぐれています。
 けれども、そんな能力も充分に発揮されない状況があります。 それが末梢血管の血流障害です。 考えてみれば当たり前なんですが、免疫であっても細胞への酸素供給や栄養補給であっても、すべて血液で運ばれるわけ
 ですから、血のめぐりが悪いのにどうやって治るのかと思いますよね。

 

 でも、ここんところが一番無視されているように思えてならないんです。
 スポーツで酷使した筋肉はダメージを受けて熱を持ちます。それをなぜ冷やす?? 修復させるならどんどん血液を回したほうが回復早いです。 修復工事しているなら、細胞が熱をもつのは当たり前。
 それをなぜ冷やそうとするのか意味がわかりません。

 

 すぐに温めるか、少なくとも保温をして、酷使した筋肉細胞への血流をよくしておくことが一番後遺症なく、しかもさらに強い筋肉に回復します。
 アスリートでなくても、みなさんでも普段やらない作業をした時、例えば雪かきとかどぶ掃除とか、運動会で久しぶりに走ったとか、そんな時に使った筋肉に作業が終わった直後から使い捨てカイロを貼ってみてください。
 ほとんどダメージなく回復するはずです。

 

 血液とは最良の薬なんです。凝った筋肉はすぐに温めて筋肉を緩め、毛細血管の末端である末梢血管を充分に開いている状態をすばやく保つようにしましょう。  筋肉が凝ったからといって揉みほぐせば、揉めば揉むほど筋肉がしまってきて堅くなり、それが末梢血管を圧迫して血流を悪くするので結果として堅くて切れやすい弱い筋肉になっていきます。
 これも血流から体のケアを考えていない証拠であり、スポーツ選手の無駄な怪我がとてつもなく多い原因と思えてなりません。
 湿布を貼ることも同じで、なんでもかんでも湿布を貼ることは、怪我の治りを一番悪くさせる行為です。痛みどめの薬によって脳と患部の情報伝達を邪魔し、脳が治すための司令をだせなくさせ、冷やすことで細胞の修復作業を鈍らせ、抗炎症剤によって血流そのものを鈍らせます。

 

 結果、修復工事をおとなしくさせることで工事による騒音である痛みを多少だまらせるだけであり、修復工事は一向に進まないので治るのに余計に時間がかか
ります。 まあそのほうが湿布は余計に売れるので営業戦略的にはとても優れていますけどね。
 湿布にしろ痛み止めにしろ、その根本にある考え方は、自己修復力によっていつかは自分で勝手に治るんだから、それまでの間、痛みだけを緩和してあげようということです。(たとえどんなに時間がかかっても、プラス湿布や痛みどめの薬はいっぱい使ってね・・・・我社の利益のためにヒヒヒ (T_T))

 

 こんなことをやり続けていれば、慢性的な痛みは結局治らなくなり、痛みの根っこは深くなり、それを脳が認識できなくなればどうしようもない不定愁訴となってよけいに苦しむ結果となります。
 血液の流れているところには必ず回復力が働きます。 血が最良の薬であり、怪我でも病気でも血によって治ります。
 逆にその血液に問題のあるところに怪我や病気が起こります。 これは医学うんぬんはおいておいて生きものである限り普遍の真理です。

 

 生物がどうやって生きているのか、どうやって命を維持し続けているのか、そこを脇にどけておいて体の痛みが治るの治らないのというのはいかに的はずれかと思います。
 まず、体を治したければ、血流の改善が最優先であることは、火を見るより明らかなはずです。 だから、半身浴をせい!カイロを貼れ! 揉むな!と口を酸っぱくして言っているのです。

 

 その上で、末梢血管の血流障害に大きな影響があるのがストレスによる交感神経の強い働きです。 副交感神経の働きが弱くなっていき、血管にかかった圧が緩みにくくなっていくことで血流障害を起こしています。

 

 ここは非常に難しい問題ですが、ストレスをなくせと言ってもそう簡単にはできません。だから脳幹側からのコントロール力を高めて、交感神経と副交感神経のバランスを整えていくことがとても有効になります。
 オプセラピーの施術を受けて不思議な感覚とともに体が楽になった経験のある方、多いと思いますが、あれだけで脳幹側からの働きかけにより、全身の末梢血管が開いて一気に血流が良くなり、その結果不思議に痛みが楽になってしまうことが多いのです。

 

 頭の重心位置が変化し、骨格が自然と正しい位置にもどっていくというだけではなく、脳幹のもつ力を引き出して全身の血流を改善することにより、血液の力で体に治っていってもらうことをしているわけです。
 どんなに医学が進歩したとしても、最終的には自己治癒力、自然治癒力で治っていくのが生き物です。あくまでも薬はその補助しかできません。
 しかし、どんなに薬が研究されたとしても、自分の血液に勝るものはないんです。 その最良の薬を使いこなすことができる状態にすることが、オプセラピーにおいて私が行っていることの全てだと思っています。

 

 しつこいようですが、もう一度言いますね。
  ・半身浴をしましょう!
  ・痛いところには使い捨てカイロを貼りましょう!
  ・揉んではダメです!

 

 これ全部、ただただ毛細血管を開くために必要だからです。 血を流せ!体の隅々まで、細胞の隅々まで!!その上でオプセラの施術はとっても有効であります!

 

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今月のおすすめ本

 

 うつ病の問題って難しいです。うつも治りますか?という相談も受けることがありますが、答えられないです。
 改善したケースもありますが、それはうつ病を本人がしっかり自覚して、その改善のための努力を自分からしている人だけでした。
  現代の難病、うつにならないようにしっかりと予防をする意味でも、食事って大事だなと思う本です。

 

「うつ」は食べ物が原因だった! (青春新書INTELLIGENCE)
溝口 徹
4413042387

 

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あとがき

 

 ずっと気になっていたんですが、やっとやりました。施術の後にみなさんにお休み頂いている和室の襖の張り替えです。
  やってみると簡単で、四辺に両面テープを貼って襖紙を貼り付ければ、あとは霧吹きを吹いておけばパリっと仕上がります。

 

  のりでベタベタしながら貼って、しわになったり空気が入ったり悪戦苦闘するイメージがあって尻ごみしていたわけですが、こんなに簡単ならもっと早くさっさとやってしまえばよかったと、ちょっと反省しました(^_^;
 仕上がりには満足です♪

 

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