暖かい秋から一転、急に寒くなりました。寒暖差が大きい季節ですので体調をくずさないように気をつけてくださいね。
今年もあっという間に師走になってしまいました。この時期には、みなさん忙しくバタバタしてやることも多いと思います。
そんな時に怪我をしやすいですので、気持ちだけでも余裕をもって、休憩もいれながら行ってくださいね。(ギックリ腰の多い時期です)
整体を受けたことのある人は、よくこんなことを言います、「しばらくすると、また元に戻ってしまう。」
これは整体とかカイロプラクティックへの共通したイメージのようです。 では、上部頸椎カイロプラクティックではどうでしょうか?初めてご来院頂いた時に詳しく説明させて頂いているつもりですが、なかなか難しく理解しづらい部分でもあります。
しかし、この部分が他の整体や一般的にカイロプラクティックといわれている施術と、上部頸椎カイロプラクティックとの大きな違いでもあります。逆に、一度頸椎を調整したら、強く頭をぶつけない限り、もうズレないと思っている人もいるようです。しかし、そういうわけでもありません。
じゃあ、やはり、元のズレた位置に戻っていくのだろうと思いたくなるでしょう。 ここが誤解と真実の別れ目でありポイントです。
ポイントは、調整した頸椎によって変化した頭部の重心位置と、それを支える体の骨格が『引っ張り合う』ということです。 ここを詳しく説明したいと思います。
体の骨格というのは、人体の中で最も重い頭部を支えるために一番バランスのよい楽な形をとろうとする性質があります。ゆえに、頸椎が何らかの原因で大きくズレた時点で、頭の重心位置が大きくズレるので、そのズレた重心位置を支えるために体の骨格はバランスをとるために楽な形へと変化しはじめます。これが骨格の歪みです。
しかし、現状で骨格が歪んでみえたり姿勢が悪くみえたりしていても、その時点ではズレた頭の重心位置に対して一番バランスのとれた骨格の形であると言うこともできます。
そこで、ズレている頸椎を調整し、頭の重心位置を正常方向へ移動させるとどうなるか? 今現在の骨格の形と正常方向へ移動した頭の重心位置とでは、バランスを崩します。すると、体の骨格は頭を支えるために一番バランスのよい形に変化していきますので、頭の重心位置が正常位置に移動したということは、それを支えるのにベストな位置、つまり正常な骨格の形へと自ら移動し始めるのです。
これが、頭の重心位置と体の骨格が引っ張り合うということです。引っ張りあっているので、体の骨格は正常位置に移動していきますが、頭も現在の骨格の歪みのくせに引っ張られていますので、頸椎はズレている方向へ動きます。
しかし、体の骨格は正常方向へ移動し始めていますので、頸椎も最初にズレていた位置まで引っ張り戻されることはありません。そして、引っ張りあいながら、ある程度折り合いのつく位置で安定します。この一連の変化が起こり安定するまでの期間が約2 週間と言われています。症状が安定するまで2 週間くらいの間隔で施術を受けていただくようにお勧めしているのはこれが理由です。
そして、この一連の変化の過程で、頸椎もズレの方向へ多少引っ張り戻されていますが、体の骨格には正常方向へ向かっての移動してきた形が残りますので、その変化は誰に強制され矯正されたものではありませんから、この変化は体にしっかりと残るのです。
そして、自分で自分のバランスによって変化した結果である骨格の形は強いです。これを繰り返していけば、正しい変化が積み重なっていきますので、最終的には自分自身のバランスによって、正常な骨格へと変化を遂げるでしょう。
だからこそ、上部頸椎カイロプラクティックにおいては、元に戻ってしまうということではないのです。
それを、頭の位置がズレたまま、それでバランスをとっている体の骨格を整体や一般的なカイロプラクティックによってゴキゴキと強制的に矯正してしまうことは、体にとっては大きなお世話になります。 それではズレた頭の位置を支えていた元の歪んだ骨格の形に戻ってしまうのは当たり前です。
頸椎のズレを調整しつづけ、頭の重心位置を正常方向へ戻しつづけることによって、体との引っ張り合いによって双方が正しい位置に安定するまで根気強く続けることで、体は正常な強い形に自然と変化していきます。
その変化していくスピードの目安は、私の経験による体感では、頸椎が大きくズレて頭の重心位置が大きく変化した時点から骨格が変化を始め、そこから現在に到るまでかかった時間に対して、頸椎の調整を始めてから半年で10年分くらいのスピードで戻っていくと感じています。
つまり、10年前に大きな事故に合ったとして、そこまで戻すのに頸椎の調整をはじめてから、2週間ごとに調整をしていって、半年くらいかかるという計算です。
人によっては、骨格を支える筋力がしっかりしていたり、あまり目を酷使していなかったりする場合には、あっという間にかなり大きな変化を起こし安定してしまうこともあります。
逆に、筋力が弱く、あまり体を鍛えた経験がなく、日常や仕事で目を酷使していて、しかも歯並びや噛みあわせが悪いなどの条件がそろってしまうと、安定しずらいこともあります。そのような場合には定期的なメンテナンスをしないとズレの方向へ戻っていってしまうこともあります。
しかし、それでも一番初めの歪んだ骨格にまで戻ることはないと言っていいと思います。
上部頸椎の調整によって変化した頭部の正常位置は、体の骨格が向かうべき正しい形への灯台であり羅針盤のようなものです。体がバランスを取るために動いてきた歴史を、正常だった骨格の形へと遡って帰っていく旅なのです。
食べすぎによってポッコリと出てきたお腹や、脇腹の浮き袋のような贅肉、困りますよね。ちょっと反則技のような感じもしますが、私はこれで2か月でウエスト6p細くなりました。体重は4kg減です。
今年もあとわずかです。暖冬と言われていますが、気温の急激な変化と寒暖差に注意して体調を崩さないようにご自愛くださいませ。 暖冬の時のほうが大雪が降りやすいそうです、怖いですね・・・