お彼岸を過ぎて、やっと猛烈な暑さから少しずつ解放されるようになってきました。
特に朝晩が涼しくなったことで、よく眠れるという人も少なくないでしょう。
ただ、よく眠れるとはいえ、日中に体がだるかったり、頭が重かったり、いくら寝てもいくらでも眠いという人も多いのではないでしょうか?
この原因は、慢性的な睡眠不足にある可能性が高く、睡眠不足は、もはや病気であるといってもいいくらい深刻な問題になっています。
9月3日は、睡眠に関する関係団体が「秋の睡眠の日」としていて、睡眠に関する問題を考える日になっています。
「睡眠の日」は、年に2回あります。 3月18日が「春の睡眠の日」で、9月3日が「秋の睡眠の日」になっており、睡眠健康推進機構というところが、日本睡眠学会との協力によって制定したものです。
日本人の睡眠時間って、どのくらいかご存知ですか? 経済協力開発機構(OECD)の調査によると、日本人の睡眠時間は、先進国の中で最も少ない7時間22分という結果が出ていて、睡眠時間を調査した世界33か国での平均は8時間28分です。
それでも、「7時間22分」って、けっこう長いなと思われるかもしれませんが、大人から子供まで合わせた平均ですから、大人だけの睡眠時間をとってみるとかなり短くなります。
さらに日本では、1日の睡眠時間が6時間未満の人の割合が、男性で約37%、女性で約40%にもなり、日本人女性の睡眠時間は世界一短いとも言われています。
家族のために睡眠時間を減らして家事や仕事をしているのが、美徳という文化的な考え方も日本には根強くあるとは思われますが、睡眠不足による経済損失は、日本では年間3兆円とも言われています。
つまり、長時間がんばっても、睡眠不足になるとものすごく効率が悪くなるってことです。 さらに健康への影響も計り知れません。
さらに悪いことには、その状態に慣れてしまうと、いつも眠いのにがんばるという異常な状態が普通になってしまいます。
慢性的に睡眠が不足すると、肥満や生活習慣病、心疾患、精神疾患などの重大疾患のリスクが高まることが分かっています。
つまり、睡眠不足で病気になることが分かっているのだから、もはや睡眠不足自体が病気であるとして、対策を立てる必要があるということです。
その対策を立てるにあたって、睡眠に対する誤解をいくつか解いておきましょう。
@、睡眠時間が短くても、質の良い深い睡眠が取れていれば大丈夫である。
⇒これは大きな間違いだそうです。 実際に睡眠の量が少なければ脳や体に深刻な問題が生じます。
A、休みの日に寝だめをすれば大丈夫である。
⇒睡眠は溜められません。 平日の睡眠不足を多少補えるくらいで、お休みだから寝ていたいのは、普段からの睡眠が不足している証であり、普段の生活が不健康である証拠になります。
自分にとって最適な睡眠時間は、意外とわかりにくかったりします。 しかしそれは、普段の生活において、仕事や家事をしている時の自分のパフォーマンスをよく観察してみてください。
常に絶好調で、なんにでも意欲的ならば、充分な睡眠時間を確保していると言えるでしょう。
ただし、平日は元気でも休日になると眠くてしょうがないとか、休みだからなにもしたくないという感覚があるならば、普段の睡眠が不足している証拠ですので、毎日の睡眠時間を長くしていって自分の状態をよく観察するようにしましょう。
睡眠不足を自覚していながら、それでも日中は元気であることが、自分は調子がよいとか、健康であることの証でだと思い込んでいると、とても危険です。
自分は5〜6時間眠れば大丈夫と思い込んでいる人の中にも、ロングスリーパー(長時間眠る人)の体質の人が想像以上に多いとも言われています。 実は僕もその中の一人でした(*_*)
自分への反省も込めて書いています。 元々僕自身は8〜10時間の睡眠が必要なタイプでした。 それが、最近は5〜6時間の睡眠しかとっていなかったので、休みの日には何もやる気が出ませんでした。
睡眠不足の解消方法として、夜更かししないとか、生活リズムを見直す必要があります。 それでも、夜になかなか寝付けないとか眠れないとか、夜中に数回起きてしまうなどの睡眠に問題がある人もいると思います。
僕の施術でも睡眠自体の問題は、改善していく人も多いですが、なかなか改善していかない場合は、睡眠の問題を扱っている専門機関に相談してみることも必要です。
自分の睡眠の質を知りたい人は、下記にご紹介している株式会社 S’UIMIN のサイトを参照してみてください。
装着性の良い脳波測定ウエアラブルデバイスとAIを駆使した自動解析による睡眠測定サービスを行っています。
最先端の技術によって睡眠の質を測定することにより、改善するためのポイントが明確になるようです。
詳しくは、こちらのQRコードを読み取ってサイトをご覧ください。
僕自身も慢性的な睡眠不足と運動不足があります。 その解消と体調管理の時間を作りたいので、営業時間を一部変更させて頂きたいと思います。
お電話でのご予約・お問い合わせを20時までお受けしていましたが、10月より、18時までとさせて頂きます。
お電話での受付は「9時から18時まで」となります。
施術のご予約の最終時間は今までと変わらず、19時からの枠でお取り頂けますので、お電話での対応のみ18時までとさせて頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。