先月あたりから、少しずつランニングを始めました。元々暑い時期が大好きな私なので、運動して
汗をかくのが好きですし、蒸し暑いのも炎天下も全く平気で暑ければ暑いほど気持ち良いくらいです。
考えてみれば、ここ数年、著しい運動不足でした。さすがにいかんな・・と改心し、自分の体調管理にも真剣に取り組もうと思っています。
ただし、最近の自分の体の調子が安定してとっても良いので出来ることでもあります。 今回はそのあたりを書いてみます。
5月の初めあたりから運動不足をなんとかしようとジョギングを始めました。野田市の清水公園の脇にある総合公園の中を走っています。いつもはれもんちゃん達とお散歩しているコースです。
1周が1269mのジョギングコースで400mごとに距離表示板が立っています。ほとんどがアップダウンになっていて、スタート地点に帰ってくる最後の上り坂はけっこうきついです。
思い立って、初めてそのコースを走ってみた時、自分の体力の無さに愕然としました((+_+)) 足はついてこないし、すぐにゼーゼーして息がつづきません。こんなにも体力が落ちたのかと猛烈に反省しました。
初めは1周ふらつきながら走ってくるのがやっとで、最後の上り坂は酸欠になるくらい苦しかったです。その後は少しずつ走る距離を伸ばしていき、今は、1周7分くらいのペースで3周(約4km)は楽に走ってこられるようになりました。
しかし考えてみれば、1km以上も走るのは、およそ20年ぶりくらいでしたし、私は腰痛に加えて膝の手術も受けていますので、短期間にこれだけ走れるようになったことが不思議なくらいです。
そもそも今までは運動として走るという選択肢は自分にはありませんでした。やっても自転車に乗るくらいで走ることによる体へのダメージを考えると、とても走ろうとは思いませんでした。
では、なぜ走る気になったかというと、最近自分の体調がすごく良くなったという実感があったからです。腰痛に関しては、今までは、調子が悪い時に定期的に自分で自分の頸椎を調整していました。そこに加えて、毛管運動をまじめにやりだしてからは、劇的に安定して良くなりました。
心配だったのはむしろ手術を受けた膝の方です。30代の時に狂ったようにゴルフの打ちっぱなしに行っていて、半月板をねじ切ってしまい、膝の内側の半月板の摘出手術を受けたので、膝のクッションになる半月板が1枚ない状態です。
半月板とは内側と外側で2枚あるらしく、1枚なくても生活に支障はないよと主治医には言われました。野球選手なども膝の怪我をすると同じように半月板を切ってしまうことが多いらしく、同じように摘出してしまったほうが復帰も早いので、半月板の摘出手術を受けるのだそうです。
心配だった膝のほうも、毛管運動の効果でかなり状態がよいことを実感していました。その上で、膝に負担をかけないような走り方を調べ、ランニングフォームを正確に守るということと、膝へのダメージを極力少なくするシューズを選んで準備をしました。
走り始めの数日は、足の筋肉痛がきつかったです。若い頃は、ランニングは心肺機能を鍛えるためで、足の筋肉を鍛えるためという認識がないくらい、いくら走っても足の筋肉痛にはなりませんでした。こんなにも足の筋肉が衰えていたのかと思うとゾッとしますね。
初日は息がすぐにあがってしまい苦しかったです。しかし、どんなに苦しくても、鼻呼吸でがんばりました。元々、鼻呼吸は口呼吸より苦しいので、走っていて息があがってしまうのも早いです。『あいうべ体操』の先生の本にも、スポーツ選手は激しい運動をするため口呼吸になりやすいので注意が必要だと書いてありました。
私はなにもアスリートを目指しているわけではないので、鼻呼吸で走ると決めています。それでも今は、4kmくらい走っても、呼吸はほとんど苦しくなりません。
足の筋肉痛も痛くなくなり、呼吸も安定していて、同じピッチ同じリズムのマイペースで、ただ淡々と体を動かす気持ちよさを味わえるようになりました。
私はかねてから、体の慢性痛を治すのに運動は必要ないと言ってきました。痛いのに筋肉を鍛えようとする人が多いからです。
医師も慢性痛に対して治療のやりようがなくなると二言目には筋肉を鍛えろと言っているからだろうと思いますが、それは大きな間違いです。
痛みを治すには安静が基本です。そして故障個所が修復されるまでは、脳は筋肉に力を出せないようにしていますので、そこを鍛えようとすると傷に塩をぬるようなものになります。
しかし、慢性的な痛みもしっかりと頸椎の調整を受け、全身の骨格がバランスよく整いだせば、安定して状態が良くなってきます。
その上で、体がしっかりしてきたら、運動や筋トレはぜひやってください。普段使わない筋肉を鍛えることも忘れずに行うとすごく良いです。
普段の生活の中で、使う筋肉と使わない筋肉の筋力の差ができてしまっています。よく使う筋肉はむしろ酷使していて、それを補助する周辺の筋肉はずっとさぼっていれば、当然のように負荷のかかる筋肉から壊していきます。
特に足は、ほとんど全員がふくらはぎのやや外側に弱点があります。歳とともに足の内側の筋肉が使えなくなってきて、外側の筋肉に過負荷がかかり筋肉疲労が限界になると堅く締まってきます。そこには坐骨神経がはしっていますので、その神経が圧迫を受けると、腰・ふともも・股関節・膝・ふくらはぎ・土踏まずへと痛みが伝播します。
自分のランニングフォームをチェックしていて驚いたのが、足が真っすぐに出ないことでした。足が地面を蹴る時に、ガニ股のハの字になっているんです。足を真っすぐにして地面に着地し、地面を蹴ろうと思ったら、自分の感覚では極端な内股で走っている感じです。でも慣れるとその方がはるかに楽なんですよね。足への負担もほとんどありません。
皆さんも痛みが改善してきたら、ぜひ普段使っていない筋肉を使って鍛えてみてください。その前に毛管運動をやることをお忘れなく!
膝に不安をかかえるランナーへ、膝への負担を研究したパワークッションのランニングシューズがありました。
ヨネックスのセーフランのシリーズです。私はセーフラン800を選びました。このシューズが届くまでは普通のスニーカーで走っていたので、このシューズを履いて走ってみた時の違いは鮮明に感じました。
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普段は、夕方の予約の空いた日に走りにいっています。ですので、夕方に予約のお電話を頂いた時に、ハアハアと息が切れている時があるかもしれません。
その時は『ああ〜走ってんだな・・』ということで、ご容赦くださいますようお願いいたします。<(_ _)>