運動の前と後

運動の前と後

運動の前と後

運動の前と後

シロハ便り 第160号 2022年5月

 

運動の前と後

 

 4月の下旬に、久しぶりに那須へドライブに行って来ました。

 

 コロナ前にはよく行っていた、おいしいピザを石窯で焼いてくれる、パウワウというお店へ行きました。

 

 その日は4月なのに暑くて、那須でも26度くらいあって、いつもは食事中は、みーちゃんは車の中でお留守番をしてもらっているのですが、とても置いて行けない気温だったので、お店の人にお願いして、ゲージに入れて石窯のあるテラスの日陰に置かせてもらいました。

 

 その写真が、右の写真です。 道中のパーキングエリアとお店の近くでお散歩がんばったので、かなり眠くなっていました。

 

 たくさんお散歩して、もりもりご飯を食べて、安心できるゲージの中で、那須の気持ちいい風を感じながら、おとなしくお利口さんにしていました

 

運動の前と後

 

 季節の変わり目に体調を崩す人の多くに共通していることが、慢性的な運動不足だと前回お伝えしましたが、その理由をもう少し詳しく見ていきましょう。

 

 まず、季節の変わり目では、気温や気圧の変動が大きくなります。 
 特に近年の気候変動は年々大きくなっているように感じます。

 

 生き物の身体は、周りの環境の変化に敏感に反応するようになっていて、気温や気圧の変化に対応して、命を守っている内臓組織が常に適切に動きつづけられるよう、適宜調整を加えています。

 

 それを司るのが脳幹です。 その脳幹が、命を守るために環境の変化に合わせて自律神経を使って身体を調整し続けています。

 

 そこで問題になってくるのが、環境変化が大きいと自律神経の中でも交感神経がとても強くかかることになり、身体の緊張が強くなります。

 

 緊張が強くなれば、身体を動かしている筋肉が硬くなり、日頃から気になっている痛みや凝りのある部分が強く反応していきます。

 

 そこで、日頃から適度な運動をしておくことが大切になってきます。 適度な運動をすることで、血流も良くなりリンパの流れも良くなります。

 

 細胞に届く血液量が増え、細胞から排出される老怪物がリンパの流れが良くなることで適切に取り除かれることになりますので、身体を動かしている筋肉細胞の緊張が、安定して適切な範囲に収まるのです。

 

 これが、運動不足になると、血液を安定して身体の細胞の隅々まで届けることも、リンパの流れを滞らせないようにすることにも、余分に血管やリンパ管に交感神経で緊張を加え続けなければならなくなります。

 

 すると、例えて言えば、交感神経と副交感神経が、遊びのないアクセルとブレーキのようになってしまって、いざ季節の変わり目で環境変化が大きくなった時に、自律神経で調整しようとしても、ちょっとアクセルを踏んだらギュンと一気に加速してしまい、ちょっとブレーキを踏んだらキキーと急に止まろうとしてしまうような状態になります。

 

 日頃から適切な運動をするということは、身体の細胞にとって、最重要な血液とリンパの流れを改善するだけでなく、それによって自律神経への負荷も減らす効果があるのです。

 

 季節の変わり目に頭痛や眩暈が起こりやすく、またギックリ腰になったり足が攣ったりしやすい人は、適度な運動を日常に取り入れることが、最大の効果をもたらす最高の薬になるでしょう。

 

 特に一番効果的な運動は、ジョギングか軽いランニングです。

 

 これが出来れば最高に身体機能を向上させ、身体の不調をもっとも最適に改善させていくと思います。

 

 もちろん、その前に、膝や腰が痛かったりしたら、決して無理をしてやってはいけませんが、そのような場合でも、適切にケアをして取り組めば、症状の改善も早くなることは間違いないです。

 

 ジョギングやランニングは、ハードルが高いと思う人も多いと思います。 僕もそこまではやれる自信がないです(^^;

 

 でも、たまにお買い物に行くのに、車でなく歩いていくとか、家の中でビデオを見ながら踏み台昇降をするとか、そんな感じで僕はやっています。

 

 ご自分のできる範囲で、無理のない範囲で、ちょっとずつ普段使っていない筋肉で、できるだけ全身運動になるような運動を選んでやってみてください。

 

 そして、運動する上で、それでかえって身体を痛めてしまわないように、運動する前と後にしっかりとケアをすることが必要です。

 

 昔は準備運動と整理運動と言っていましたが、いろいろ織り交ざった感じで、何をやったらいいのかよくわからないと思います。

 

 そこで、運動する前と後のケアの基本的な考え方をお伝えします。 運動する前は、動的ストレッチがいいです。 そして、運動した後は、静的ストレッチを取り入れるといいです。

 

 何でもかんでも、運動するならストレッチという考えが怪我の元になります。 ストレッチの中には、動的と静的の2種類があることを覚えておいてください。

 

 ストレッチの意味は、伸ばすことに違いはないのですが、その筋肉の伸ばし方で、動かしながら筋肉を伸ばすのか、動かさずに引っ張って筋肉を伸ばすのかの違いです。

 

 運動する前は、筋肉が硬くなっていますから、無理に引っ張ると切れたり伸ばし過ぎて関節のバネを弱めたりします。

 

 運動する前は、動きの中で、関節を動かしながら、自然に筋肉が伸びていくイメージで行うとよいでしょう。

 

 そして、運動すれば、筋肉は力を出します。 筋肉は力を出す時に必ず筋肉繊維が収縮をして、つまり縮まることで力を出しますので、運動した後は、その縮まった筋肉繊維を元に戻してあげる必要があります。

 

 これを行うのが静的ストレッチで、使って負荷を与えた筋肉をゆっくりと気持ちのよい範囲内で引っ張って伸ばしてあげてください。

 

 これが準備運動と整理運動の基本的な考え方です。 そして、あくまでも健康維持のための適度で軽い運動をするときのやり方ですので、趣味でハードな運動をする際には、よく専門のトレーナーなどに視てもらい、適切なケアをするようにしてください。

 

 また、身体に痛みがある人は、痛い部位は動かさないで出来る運動があれば、少しずつやってみるのもいいと思います。

 

 上半身に痛みがある人は、軽いお散歩とかがいいと思いますし、下半身に痛みがある人は、水泳とか腕や肩を回す体操とかでもいいと思います。

 

 どれも無理な人は、とにかく毛管運動をしてください。 毛管運動は運動前の動的ストレッチにもなりますので、これは積極的に行ってみてくださいね。

 

おすすめ

 

 那須にある、おいしいピザの食べられるお気に入りのお店は、ペンションなので泊まれます。 レストランは泊まっていなくても入れる所です。 
 ペットと一緒には泊まれないので、うちはいつもランチに合わせて行っています。 僕の中では、ここのマルゲリータよりおいしいピザは食べたことありません(^^♪
運動の前と後

 

 栃木県那須郡那須町高久乙3368−141 
 Tel/Fax 0287−78−3343 
 石窯料理の宿 パウワウ
 http://powwow-nasu.com/