先月、院内を少し模様替えしました。 かなりスッキリとしたと自分では思っています。出窓に置いてあったプリンターや書類入れをどかして、季節ごとの小物を置いたり、クロスを敷いたりしています。
先月はハロウィン風でした。 今月はクリスマス風にしています。キャビネットの上にも少し季節の小物を置いています。 前に比べて季節感が出て、自分ではとても気に入っています。
もし、お気づきでしたら見てやってください。
皆さん、オーガニックって言葉に弱くないですか?農薬を使わないで育てた野菜や原料で作った製品とかオーガニック何とかって書いてあったらつい手にしてしまう人は多いのではないでしょうか。
特に健康志向の人は、無農薬野菜を選んで買う人も多く、子供にも安全安心を考えるならば、少々高くても無農薬野菜を食べさせてあげたいとがんばっているお母さんも多いと思います。
無農薬野菜は安全でしかもおいしい!と信じているのでしょう。・・・・と、私が書くと、長くこのレターを読んでくれている人は、もう察しがついていると思うのですが、残念なことをお知らせします。
野菜毒って言葉を知っていますか?植物は、ただ実って、虫や動物のえさになるために、食料としての恵みとなるために生きていると思いますか?動物への天からの恵みとして与えられたものだと思いますか?
答えはNOです!植物も子孫を残し、生存し続けるために必死で生きています。何も、虫や動物や人間に食べられたくて生きているわけではないし、神様から、人や動物や虫たちを生かすために犠牲になれと言われて存在しているわけでもありません。
植物だって、絶対に、食べられたくないんです!!
故に、植物も外敵に対抗するための手段を講じています。それが野菜毒、植物毒です。辛い、苦い味がする刺激の強いものは特に毒性が強いです。わさびを人為的に傷つける(すりおろす)と抗菌作用が発揮されます。キズストレスというもので、虫にかじられたりした時に毒性を出し、かじられた部分の細胞は死んでもその他の部分をそれで守ろうとする作用です。
お寿司に酢飯を使い、ネタにわさびを塗るのは、日持ちのしない魚を少しでも長持ちさせて販売できるようにした庶民の知恵です。わさびの抗菌作用は、何もわさびさんが菌に対してだけ毒で人間には無害なようにしてくれているわけではないので、食べ過ぎると当然人間にも毒になります。子供には、さび抜きにするのも、毒性は成長期に特に大きく影響しますので、食べられないのは味覚だけでなく毒から守る本能でもあります。
ピーマンやセロリが嫌いな子供が多いのも、味覚だけの問題ではなく、その毒性から守ろうとして、それらの野菜の苦みやにおいを避けており、大人になって成長が止まってからは、その毒性からの影響が薄れるので味覚も変化し、その苦みや香りを旨味として楽しめるようになるのです。
だからこそ、子供の好き嫌いを全部悪いとして、なんとか野菜を食べさせようという強迫観念的な思いで悩んでいるお母さんがいたら、このあたりの科学的な背景をもっとよく調べてみることをお勧めします。
本来、大人と子供の食べ物は違って当たり前なのです。子供の成長に合わせて栄養バランスを考え、その上で食べられるものと食べられないものがあることも理解した上で、食育をしていくことが大切なのだと思います。
大人がおいしいと思うものや、野菜はなんでもかんでも良いと思い込んで、なんでも食べさせようというのは無知の極みです。
野菜本来の持っている自己防衛物質は種類も多く、発がん性が確認されている物質もたくさん見つかっています。この植物がもっている天然農薬の毒性は、一般的な残留農薬の10,000倍もあるという報告もあります。
つまり、無農薬野菜は安全と思い込んでいるかもしれませんが、きちんと定められた量で管理された農薬を使うことで、害虫から守られた野菜の方が、自己防衛へのストレスが少ないので天然の毒性は弱く、残留農薬の10,000倍も強い天然の農薬で自らを守っている無農薬野菜よりも安全だと言えます。一方、海外からの輸入された野菜などは、加工されてとんでもなく多くの製品に使われていますが、農薬の規制が甘かったりした場合、どこでどんなものが入ってくるかわかりません。
それに比べたら、日本で生産された日本の農家さんの野菜は、世界でも安全性の高い食べ物と言えるでしょう。
オーガニック野菜、無農薬野菜は、はっきり言って大人の食べ物です。野菜の持つ毒性は、苦みであり茹でるとアクになるものです(だからいいお母さんは根気よくアクをすくうのです)。しかし、これは同時に大人にとっては旨味でもあります。だから、無農薬野菜の方がおいしいと感じるので食べてもいいですが、摂りすぎるのも問題で、なんでもバランスが大事だということです。
さて、野菜の毒性について充分脅かせたところで、ここが肝心なところですが、微量の毒は食べたほうがいいです。健康に生きていくためには三大栄養素である、糖質、脂質、タンパク質に加えて、ミネラルとビタミンをバランスよく摂取する必要があります。野菜にはミネラルとビタミンが豊富で、人体の中では生成できないが必須の栄養素がいっぱい詰まっています。その中で、いいものと毒素を同時に取り入れているわけですが、その毒素も実は健康には大事な役目があり、微量の毒素が摂取されるためにそれに負けないように抵抗力がつくのです。
人の身体や精神においても、ストレスは全部が悪いわけではなく、仕事中毒の会社人間が定年退職したらすぐにボケてしまったなど、ストレスが全くなくなってしまうと悪い結果になることも多いです。
断食や運動が健康によいのも、適度なストレスを与えることで、脳細胞が活性化し健康を維持しようとする力が強まる作用があるからです。
無菌、無農薬、無害、ストレスフリーなどなど、一見よさそうに思えますが、適度に刺激を与えておかないと生きていく力が弱くなります。
問題は、過ぎること。これに尽きます!!
ローフード(生の食べ物)がいいと世間で騒げば、生野菜を狂ったように食べだしたり、スムージーにして毎朝飲んでいれば健康だと思い込んでいるのは大間違いですから、栄養バランスのよい食事を楽しみましょう。
野菜の天然の毒性も、人によって、子供によって、影響の大小もあります。だから味覚も違うし嫌いな食べ物も違ってきます。しかし、段階を踏んで、少しずつ毒を与えるって言うと物騒ですが、慣らしていきながら抵抗力をつけ、味覚を育てていくのも大切です。
薬と毒は紙一重です。使い方次第では、よく出る目もありますし、悪く出る目もあります。
コーヒーに含まれているカフェインは中毒性もある刺激性の物質で交感神経を刺激し脳を興奮させたり緊張させたりします。薬の成分にも使われることがありますが、この苦い物質は当然子供の味覚には合わず、毒性が強いので、間違っても砂糖をいっぱい入れれば飲めるとか、甘いコーヒー飲料を与えるなどしてはダメです。
チョコレートのカカオの主成分であるテオブロミンもすごく苦い物質で、もともとカカオから作る液体をその土地の原住民が疲労を強制的に回復させる薬として服用していたもので、ナポレオンが遠征した時に兵士の疲労回復にものすごく効いたとして持ち帰り、あまりにも苦いので砂糖を入れてフランスのセレブや兵士が飲んでいたのが由来です。この物質もカフェインと同じ種類の薬物に入ります。子供にチョコをあげるならば、毒だということも認識しておくべきです。
カレーの香辛料も子供には毒になることもあるので、大人用のカレーを甘く味付けして与えるなどは控えて、子供用は別で作りましょう。
また、それとは別に、こんな話もあります。大根をすりおろすのに、やさしい気持ちですると甘くなり、クソ馬鹿野郎と思ってすると辛くなる。これ、テレビの番組でも検証していました。
人の思考が物質に影響を与えるっていう話は、物理学者の中でも認めている人もいるくらいです。
大根をするとか、野菜を切るとか、その行為によって野菜は自己防衛のために毒素をだし、苦みや辛味を出しますが、それを調理しているお母さんや奥さんの機嫌が悪いと、その毒素がもっともっと強くなって、お腹が痛くなるかもしれませんよ。積もり積もってその毒素がDNA(遺伝子)を傷つけると、癌化することも分かっていますから、気を付けましょうね。
毎日家族のために食事を作るストレスは大きなものです。しかも、仕事を持っていて家事と仕事を両立させるなんて、ものすごいストレス、過ぎたるストレスです。
大きすぎるストレスをかかえ、疲れ切った状態で野菜を切れば、辛い味になってしまうかもしれません。それは毒素が強くなっている証拠です。昔から、料理は愛情と言われ、愛情たっぷりの料理はおいしいというのは全くの真実です。
お母さんや奥さんや主夫の人など、家事をしてくれている人を大切にしないと、あなたに毒素が溜まりますよ。