白葉整体院10年の総括

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白葉整体院の10年の総括です

白葉整体院10年の総括

シロハ便り第120号 2019年1月

白葉整体院10年の総括

 

 このニュースレター“シロハ便り”も今月号で、120号となりました。
 発行から10年、毎月続けてこられましたのも、読んでくださっている皆さまのおかげです。 本当にありがとうございます。

 

 また、同時に、白葉整体院も10年間、続けさせて頂きました。その間、多くの方々にお越しいただき、誠にありがとうございます。

 

 この10年の間に、私の施術方法も少しずつ形を変え、多くを学ばせて頂き、そして少しでも早く効果が上がるように改良を加えてまいりました。
 これからも、また新たなる10年の間には、多くの気づきがあり、発見があるかもしれません。 今後も皆さまのお役に少しでもなれるよう、努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

白葉整体院10年の総括

 

 白葉整体院を開いてから10年が経ちました。 初めのころは、施術を学んだところのセラピーの名前をつけていましたが、施術の手法も考え方もどんどん違ってきましたので、今の名称にしました。

 

 開院当初にやっていたことを思い出すと、いろいろと感慨深いものがあります。
 その頃は、施術は頸椎1番と2番のみを行っていました。 検査方法も今とは違っていて、なんとか冷や汗をかきながらやっていたことを思い出します。

 

 頸椎1番と2番が上部頸椎と言われており、その調整をするのが上部頸椎カイロプラクティックというものですが、私の施術もメインはそれです。
 しかし、上部頸椎のみの施術では、どうしても対応できない症状があり、特に肩の痛みに対しては限界がありました。 

 

そこで、頸椎7番まで、すべての頸椎に刺激を与えてみたところ、頸椎5番・6番辺りのズレが肩の神経に痛みを飛ばしていることがわかりました。

 

 それ以降は、頸椎1番・2番の調整に加えて、3番から7番まで刺激を加えていく施術に移行し、現在では背骨全体に刺激を与えるようにしています。

 

 私の施術方法では、元はカイロプラクティックから来ているのですが、本来のカイロプラクティックのような骨格の歪みを取り除くような強い刺激を与える手技は行っていません。

 

 また、骨格の歪みに対して、1発で多方向の歪みを同時に調整していく手技が使われているのですが、それを基本としながらも、私の施術では、手数を多くし、1回の刺激を軽くしながらも多方向から刺激を与えることで、骨格が自分の動きたい位置に自ら動くことを促しています。

 

 つまり、施術者の主観によって出された検査結果を完全に鵜呑みにすることではなく、それを基準としながらも、あくまでも患者さんの体の反応に最終的な動きと変化を委ねる方法です。 そのために、骨格に刺激を与える部位の順番を重要視するようになりました。

 

 この10年で一番の収穫は、この施術をする骨格の部位の順番です。 その順番で手順通りに刺激を与えていけば、誰がやっても同じような施術結果を得ることができます。 この発見から、それを教える講座を作りました。 私が生徒さんの実験台になり、施術の練習をしてもらっていますが、自分でやってもらいながら、本当によく効くのが実感としてわかります。

 

 おそらく、他の上部頸椎カイロプラクティックでは、施術は頸椎1番から行うのがほとんどだと思います。
 しかし、私は、頭蓋骨と頸椎1番との関係を最初に施術してから検査に入り、そして頸椎1番からの調整に入ります。 この手順を踏んでから、施術効果は飛躍的に向上したと思っています。

 

 そして、去年から、頸椎だけでなく背骨全体に軽く刺激を与えるようにしました。 理由はいくつかあるのですが、それを試してみてわかったことは、頸椎から順番に背骨全体を刺激していくと、首から腰までの骨格の緊張が大きく緩んでくれることでした。

 

 背骨付近の緊張が大きく緩むことで、最後に頸椎の微調整をする時に、さらに頸椎の緊張が緩んでいて、そこで頸椎の微調整を行いやすくなり、施術後の安定性が向上しました。

 

 さらに、最近背骨を触っていく中で気づいたことが、背骨の生理湾曲であるS字が逆になっている人が想像以上に多いということです。

 

 この背骨のS字が正常な人は、施術をしてからの回復も早く、安定しやすいのですが、S字が逆になる、もしくはそのような傾向にある人は、状態が改善してきても定期的な施術でメンテナンスが必要で、完全には正常な背骨の形状にはならず、逆S字の背骨は時間とともに首から腰までの至る所にダメージを起こしやすい傾向にあります。

 

 背骨の逆S字と頸椎のズレている方向には関連性があるのですが、今まで、これほど逆S字が多いとは思っていませんでしたので、この関連性に対しては今後の研究課題としていきたいと思います。 そこから、新たに頸椎と背骨の形状との関連性から、さらに効果的な施術の検査方法や組み合わせが見つかるかもしれません。

 

 この10年間、試行錯誤してきましたが、今後も、いろいろと改良を加えながらも、少しでも皆様の健康のお役に立てるよう努めさせて頂きますので、よろしくお願いいたします。

 

あとがき

 

 毎年ですが、今年のお正月ものんびりと寝正月でした。 初詣も並ぶのが嫌なので、空いた頃合いで行ってきます。 

 

といっても、神社でお願い事ってしたことがありません。 「いつもありがとうございます」とか、「神様も大変ですね、お疲れ様です」と言ってくるだけです。 

 

とくにお正月は神様も大変だろうなあ〜と思うので、かぜひかないようにって言ってきます。