毎年10 月の第3週に福島県へ旅行にいくのですが今年は今までで一番紅葉が早かったように思います。
天気も最高によかったので、みーもれもんも思いっきり自然の中を走りまわってきました。
れもんは旅慣れていて楽しみ方を知っているようにいつも満喫してくるのですが、みーもネコとは思えないくらい旅を楽しんでいました。
やはり街中の公園とはちがうんですね。お部屋でのリラックス姿もネコの姿ではない感じ(^_^;)
頸椎の調整を初めて受けた時、つまり私が初めて首のポイントを押した時ですが、ほとんどの人が初めはあまり痛みを感じません。しかし、回数を重ねていくうちに、だんだんと押した時に痛みを感じるようになっていく人が多いです。
この痛みを感じるようになってきたら、私は「ああ〜、大分そろってきたな!」と判断することが多いです。痛みを感じてきたのに、そろってきたというのはなぜか? これが不思議なところなのですが、ズレているポイントがはっきりしてきた証拠なのです。
どういうことかと言うと、骨格のズレの始まりは頚椎からです。まず頸椎からズレ始めます。そして初めにズレたポイントがあるわけです。その最初にズレたポイントがベーシックベーシックと言われるもので、体の歪みを作る大元の元凶になります。
このベーシックベーシックは、極めて影響が強く、そのままズレっ放しにしておくと決定的にその部分を壊してしまうため、周辺の骨格が少しずつズレを起こすことによって、大元の元凶であるベーシックベーシックの『神経へのあたり』を薄めようとします。つまり、巧妙に隠すのです。
このように、元凶になっているズレのポイントを隠すようにその周辺の骨格が動くことで、それが連なり重なり合うことで最終的に体の歪みがうまれます。
そして、歪みが派生して、体のあちらこちらで痛みやコリなどの症状を発生させているのですが、さらに悪いことに、このベーシックベーシックは、隠されてはいますが悪さはし続けます。こいつが、隠れて悪さをしているやつです!
このベーシックベーシックは頚椎のズレですが、頸椎のズレにより神経に圧迫を与えていれば、全身のいたるところに痛みやしびれを飛ばすことができます。そして神経系の不調や自律神経の制御にも影響しつづけ不定愁訴の温床になります。
そこで、頸椎の調整をしつづけていくと、ベーシックベーシックを隠すように動いていた、その周辺の骨格が正常位置へとどんどん戻っていきます。すると、この隠れて悪さをしていたベーシックベーシックが浮き出てくるのです。
そこを調整すると、今まで押していたポイントで、あまり痛みを感じていなかったところでも、痛みを感じるようになってくるというわけです。
こいつが出てくると、調整するポイントを特定するにも精度が増してきます。人によっては、今まで調整していたポイントから全く逆方向へ変わってしまう人もいます。
身体というのは決して悪くなろうとしてはいません。常に現状において最適の状態になろうとしています。現状で一番負担の少ない形になって、できるだけ日常生活に支障のない状態を維持しようと懸命に楽なポイントを探して動きつづけています。とても健気に、あなたを守ろうとしてくれているのです。
しかし、それは所詮、修正の修正を繰り返しているにすぎません。そこを上部頸椎の調整により、身体が自然な形で、元の一番最適だった骨格へ自ら戻っていくように動き始めます。あなたの骨格の最適だった形へ戻るための目印であり羅針盤のようなものが頸椎の正常な位置への調整ということになります。
身体が正常な骨格位置に巻き戻っていく過程で、その都度、きつく神経を圧迫していたポイントが浮き出てきます。しかし、最適な形に戻っていくためには通らなければならない道なのです。
そして、大元のベーシックベーシックが出てきたら、あとはそれが徐々にあるべき場所へ戻っていくだけです。そうなった時には、かなりの不定愁訴や痛みなどの症状は消えているでしょう。
もしくは、そのベーシックベーシックが長年神経を圧迫しつづけ、神経系にダメージを与えていたならば、症状の回復はかなり遅れます。しかし、このベーシックベーシックが神経に触っているかぎり、スッキリと全快することはありません。ベーシックベーシックが浮き出てきて、それがしっかり調整され、あるべき場所に安定しておさまり、神経を圧迫しなくなって初めて、次はこの神経系のダメージが回復する可能性が出てくるのです。
ここまでやって、はじめて回復する症状も多いです。とくにしびれなどはこの典型的な症状ですので、しっかりと、隠れて悪さをしているやつをやっつけていきましょう。