体が痒くなる冬の乾燥肌

体が痒くなる冬の乾燥肌

肌の皮脂を落としすぎると乾燥肌になってしまいます

体が痒くなる冬の乾燥肌

シロハ便り 第99号 2017年4月

体が痒くなる冬の乾燥肌

 

 4月になりました。今月からお電話を頂いた時にも「白葉整体院です!」と出ますので
よろしくお願いいたします。

 

 5月は例年のように福島県白河市へ、みーとれもんを連れて遊びに行きます。5月16 日(火)から18 日(木)までお休みさせて頂きますので、よろしくお願いいたします。

 

 みーもれもんも、遠出が何より好きみたいで、いつもと変わった場所に行けるのが楽しくてしかたがない様子です。
 みーも最近では車で高速道路を走っていてもおとなしくて、たまに目をつぶって寝ているようなリラックス状態です。大人になったなあ〜

 

体が痒くなる冬の乾燥肌

 冬の乾燥肌で体中が痒くて仕方ないという話をよく聞きます。高齢になって肌の皮脂や汗の分泌が減少してくると老人性乾皮症という症状になり、肌がひび割れをしたり白いふけのような感じで鱗みたいになっていきます。

 

 肌というのは、皮脂という油の成分で覆われることで乾燥や危険な細菌から守られています。肌には悪い細菌と良い細菌が多く付着していて、皮脂を栄養分にしているものも多いですから、あまりにも皮脂の分泌が多すぎるとニキビや毛穴の黒ずみの原因になることもありますが、だからといって良い菌まで全部きれいに洗い流してしまうのは厳禁です。

 

 洗顔も今やぬるま湯でやさしく洗い、水分もやわらかいタオルで顔を押さえるように、タオルに水をしみ込ませる感じで吸い取らせ、ゴシゴシこすったりしないというのは常識となっています。

 

 洗顔する時も皮脂の油を完全に落とすまで洗ってはいけないのです。 そしてそれは身体も同じです。

 

 ボディーソープを大量に付けてスポンジやタオルでゴシゴシ身体を磨くように洗うのは、せっかく身体の皮膚を守ってくれているバリアをそぎ落としてしまう行為に等しいです。
子供のうちは、体がバクテリアとの戦いを学び、強い体にする免疫システム構築のため、12歳までは週に2〜3回の入浴でよいという研究が、米国皮膚科学会から出ているくらいです。

 

 70歳以上の高齢者の90%は老人性乾皮症という統計もあるようで、子供や高齢者は毎日入浴するのは健康のために必ずしも良いとは言えないのです。

 

 特に、高齢者になると、熱すぎるお風呂に入り、身体もゴシゴシと力一杯洗っている人が多い傾向にあります。
 温泉に行ったり近くの入浴施設に行くと、私にはお湯が熱すぎて入れないことが多いです。

 

 私も乾燥肌でアトピー性皮膚炎でしたので、冬は背中を中心に体中痒くて仕方なかったです。アトピー性皮膚炎は18歳〜20歳くらいが特にひどくて体中に湿疹が出来ていてステロイドを塗りたくっていました。

 

 20歳くらいの頃、オーストラリアへ3カ月ほど行っていたのですが、そこから帰国して1週間後くらいに目が見えなくなりました。失明の危険があるというので即入院し、いろいろと検査したのですが原因は不明で、ステロイドホルモンの点滴を1カ月続けていました。

 

 その後回復し、3か月後には視力も完全に戻りましたがその副作用で、アトピー性皮膚炎がほとんど出なくなったという経緯があります。

 

 アトピー性皮膚炎が治ったのは思わぬうれしい誤算でしたが、乾燥肌はその後も続き、夜中に背中を掻いていたり、まだ少し湿疹が出来たりしていました。

 

 その後、私はシャンプーとボディーソープを使うのをやめました。髪の毛を洗うのも身体を洗うのも湯せんです。髪の毛は抜け毛が断然減りました。日中痒くもならずフケも減りました。

 

 身体はやわらかいタオルをお湯につけてやさしく肌をなでるように洗っています。それ以降、背中が痒いと思ったことは一度もありません。

 

 髪の毛は美容院でカットしてもらった時にだけ、シャンプーを使って洗ってもらうことになります。ボディーソープは温泉とか入浴施設に入るときに、湯船に入る前に一応使って身体を洗います。家でお風呂に入る時には一切使いません。

 

 シャンプーもボディーソープもスベスベ感を出すために界面活性剤を使っている製品が多く、化粧品にも多く使われていますが、あれはロウソクと同じ成分なので、髪や身体にロウを塗っているのと同じことになります。

 

 そこで、もし石鹸を使うならどれが良いのかですが、昔ながらの牛乳石鹸がいいです。皮膚科のお医者さんも肌の弱い人には勧めるくらいです。

 

 あの赤い箱に牛の絵が描いてあるパッケージで有名な、昔からあるあの牛乳石鹸ならば、あまりゴシゴシやらなければ使っても良いと思います。

 

 私は、湯せんで身体を洗う時に使っているお気に入りのタオルがあります。昔の家にはどこにでもあった蚊帳を作っていた会社が、その蚊帳で使っていたものをタオルやふきんにして販売しています。

 

 そのタオルがとても柔らかく肌にもやさしくて、しかも汚れはしっかり取ってくれる優れものなのです。

 

 それでも、肌を守っている皮脂までそぎ落としてはいけません。皮脂についている細菌は、肌を守り健康を守ってくれているいい奴も多いのですから。そして、肌に油膜を張ることで肌を乾燥からも守ってくれています。

 

 皮脂の分泌が弱くなってくる高齢になってきたら、入浴の方法も見直してみてください。

 

今月のおすすめ

 牛乳石鹸と蚊帳で作ったタオルをご紹介しておきます。白雪タオルはもっと小さいサイズで「白雪ふきん」という名前で贈り物に人気がある商品です。私はいつも楽天市場でネットで定期的に購入しています。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

カウブランド 赤箱 100g/ 牛乳石鹸
価格:74円(税込、送料別) (2017/4/9時点)


 

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白雪ふきん(垣谷繊維) 白雪うるおいたおる ロングサイズ
価格:1080円(税込、送料別) (2017/4/9時点)


 

あとがき

 3月から、白葉整体講座のご案内が出来るようになりました。もうすでに数人の方が始められています。自分や自分の家族の調整がいつでも出来るようになる講座です。

 

 興味のある人は、玄関ホールに「白葉整体講座のご案内」という封筒がありますので、お持ち帰りになりご検討ください。 いつからでも始められますし、学ぶ期限もありません。学びやすい講座になっていると思います。

 

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