水を飲むのは熱中症対策だけじゃない

水を飲むのは熱中症対策だけじゃない

水を飲むのは熱中症対策だけじゃない

水を飲むのは熱中症対策だけじゃない

シロハ便り 第138号 2020年7月

水を飲むのは熱中症対策だけじゃない

 

 僕は面倒くさいのと大きなお世話だと思って健康診断は受けていません。

 

 自分の血圧を測ったのは何年前かも思い出せないくらいでしたが、先日嫁さんが血圧計を買ってきたので試しに測ってみました。

 

 けっこう運動不足だし、不摂生しているし、もう中年でいい歳だし、と思って測ってみたのですが、結果は、121の70でした!

 

 20代、30代の頃と微塵も変わってない! おお〜〜〜(^^♪

 

 僕がいつも口を酸っぱくして言っている、毛管運動を毎日しっかりやっていれば大丈夫ですよ♪

 

水を飲むのは熱中症対策だけじゃない

 

 いよいよ夏本番を迎えます。 毎年ですが今年はコロナの影響でマスクをしている分、いつもよりもさらに熱中症対策に気を配ることが求められています。

 

 熱中症対策は、もう誰でも知っていることですよね。 水分補給、塩分補給、エアコンの適正使用などです。

 

 今年はこれに加えて、マスクをしている場合の体温上昇と息苦しさに気を付けなければいけません。 マスクは自分が飛沫を飛ばさないのが目的ですので、人気のない所では外すようにしましょう。

 

 マスクをしているだけで、体温が上昇します。 本来は夏でも、外気は体温よりも低いもので、温度の低い空気を体内に取り込み、体内で温まった息を外に排出することで体温の上昇を抑える助けになっていますが、マスクをしているとこの熱交換がしづらくなり体温の上昇を促すことになってしまします。

 

 その上に、近年の異常高温で外気温が体温よりも高い酷暑の日などは極めて危険ですから、あまりにも気温の高い日は外出を控えることも大切だと思います。

 

 また、マスクをしていると湿気をもちますので、喉の渇きに気が付きにくくなるらしいです。 真夏は屋内にいる時でも意識的に時間を決めて水分補給をするように心がけましょう。

 

 そこで水分補給についてですが、基本は水を飲むように気を付けてください。 お茶や麦茶なども水分補給になりますが、細胞への吸収を考えると水で飲む方がはるかに効果的です。

 

 経口補水液やスポーツドリンクなども流行ってはいますが、日々の水分補給には水が基本です。 混じり気のない水を少量ずつ何回にも時間を分けてこまめに補給することで、体内の細胞へ水を吸収させやすくすることができます。

 

 水は体内で細胞の細胞膜を通り栄養素を送ったり汚れ分を排出する手助けをしています。 水の分子は物を掴む性質が強く、ミネラルや余計な成分を沢山つかんでしまうので細胞膜を通り抜けずらくなり、結果的に細胞へ浸透していかなくなってしまいます。

 

 水分のある物を飲んでも身体の細胞が水を吸収できなければ水分不足は変わりません。 お茶やスポーツドリンクやジュースを飲んでいたとしても簡単に脱水症状になることはあります。

 

 熱中症対策で水を飲まなきゃいけないとは誰でも思いつくのですが、実は冬の方があまり水を飲まなくなる傾向にあるため、身体は脱水状態になりやすくなります。

 

 水を飲むのは、何も猛暑になったから、熱中症対策に飲むということではなく、身体の水分量をしっかりと保ち、より良い健康状態を保つために極めて重要なことです。

 

 人の身体の60%は水で出来ています。 つまり体重の6割は水の重さです。 これが赤ちゃんの時は80%で、高齢者になると50%となります。 年を取るにつけ体内の水分量は減っていくのです。 だから高齢になるほど脱水症状を起こしやすいのも事実です。

 

 若い時ほどよく動くので水をよく飲んでいたと思います。 しかし、年齢が進むほど水分補給が必要なのに水を飲まなくなる傾向になりがちです。

 

 また、ただ飲むのではなく飲み方を注意しなければならないのです。 どれだけの量を飲むかも大事ですが、一番大事なのはどれだけ身体に吸収されるかです。 一度にたくさんの量を飲んでも吸収されずに尿として排出されてしまいます。 同じ量の水を飲むのでも、一度に飲むのではなく何回かに分けて飲んだ方が身体への吸収率は高くなります。

 

 人が生命を維持する上で、水分は極めて大事です。 それは体内を循環し、細胞へ栄養を補給し、細胞の活動で出来たゴミや汚れを掃除する役目があるからです。
 古来から東洋医学においては、人体においての気の流れと水の流れが乱れると病気を引き起こすと考えられてきました。 その流れを整える手技が発展し、健康を守ってきたことも事実です。

 

 体内の水の流れも大切なことですが、そもそも水が不足していたら流れもへったくれもないです。 認知症の人にきちんと水を飲ませると症状が改善してくるという事例もあるくらいです。 しおれて枯れそうな植木鉢に水をあげると立ち直るように、人の身体にもしっかりと水を与えることは健康への第一義です。

 

 その上で、いつも僕が口を酸っぱくして言っているように、毛管運動をしましょう!半身浴をしましょう!

 

 これが体内での水の流れを整えるのに一番手軽で効果的だからです。

 

 そして、しっかり毛細血管を動かし、細胞の隅々まで血液を送り栄養をいきわたらせ、ふくらはぎというリンパを動かす最大のポンプを充分に活用できる状態にし、細胞から排出されるゴミをリンパという下水道へしっかりと流し掃除をする。 これが出来て初めて健康だと言えるのではないでしょうか? 

 

 この基本があってこそ生命維持活動が正常に行われるのであり、これなくして、流行りのお茶だとかスーパーフードだとか何かの成分だとか・・・アホらしい。

 

 細胞への栄養補給とゴミの掃除が大前提であり、それには水が必要です! しっかり水を飲む、そして毎日、毛管運動をやる、そして足を動かしてふくらはぎを動かす。 以上!

 

おすすめ

 

 銅の抗菌作用は古代から知られていたようです。 銅イオンのもつ微量金属作用には細菌類を死滅させる性質があるらしく、インフルエンザ、ノロウイルス、O-157、レジオネラ菌などで抗菌効果が実証されています。

 

 今回の新型コロナウイルスに対する抗菌効果も検証されていて、院内感染予防に病院のドアノブや手すりや水道の蛇口、受付の机や診察台など、スタッフや患者さんが触る所を銅製にしている病院もあるくらいです。

 

 そこまで徹底的にやるのは難しいですが、銅箔を施した高級ボールペンを見つけました。 銅管を触っているだけで触っている手の皮膚面の細菌が減少していくことも実証されています。


 

あとがき

 

 銅というのは抗菌作用があるだけでなく、人の体にはなくてはならない栄養素の1つです。 『必須微量元素』と言われていて、血液を作り、骨や血管を正常に保ち、脳の働きも助けています。

 

 1日に必要な銅の摂取量は2mgで、バランスの良い食事をしていればとくに注意することなく自然に摂取できる量です。

 

 銅が多く含まれている食品は、カキ、レバー、穀物類、豆類、ナッツなどです。