明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
白葉整体院は、今年10年目を迎えます。 これまでやってこられたのは、ひとえに皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
始めた頃は、まだ手探りの状態でしたが、皆様のご理解とご協力のおかげで、少しずつではありますが、皆様のお役に立てることも増えていきました。
今後も変わりなく、少しでも皆様の健康のために、お役に立てることをやっていきたいと思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
上部頸椎カイロプラクティックの施術をやり始めて、今年で10年目になりますが、その間に色々なことがありました。 おかげ様で多くの人が来院してくださり、施術をさせて頂きました。 そして、その方々の状態を観察しながら、私の施術も変化しつづけてきました。
今の私の施術は、上部頸椎カイロプラクティックとは違ったものになっています。
今まで経験してきた中で、かなり症状の重い人も数多くいらっしゃいました。 病院に行っても埒が明かず、長年治療を受けていても悪くなる一方だったり、動けない状態で来院された方も何人もいました。
そのような方でも、驚くほどの回復を見せたり、また、数年かかりでもしっかりとした回復を得て元気に飛び回っている人も多いです。
そこで得た経験から、今まで来院された方々を見ていくと、そこには身体が悪くなっていった、悪くなり方と、回復していった、良くなり方のパターンがあることに気が付きます。
どうして、そこまで身体がおかしくなっていってしまったのか? それが、どうして、ここまで回復していったのか? そこには共通のパターンがあります。 今回はそれを整理してお伝えしたいと思います。
◎身体が悪くなる人、症状のきつくなる人の特徴
まず一番は我慢強い人です。 少々の痛みにはへこたれず、我慢してがんばりが効いてしまう人。 かなりの痛みがあっても痛み止めの薬などで痛みを抑えながら頑張ってきた人は、非常に症状が重くなり、身体が動かなくなるまでいってしまう人が多いです。
痛みとは、身体の異常を知らせるセンサーのようなものなので、痛みの情報が脳に届いて初めて脳は身体の異常を修復させようとします。 その痛みを薬などで抑えてしまったり、我慢しつづけていくと、異常があってもその情報が脳に届かなくなり、治りきっていない古傷として残ります。 薬と脳内麻薬の作用で、痛みの伝達が鈍くなることにより、患部の痛みは減少はしていきますが、そこに残った古傷は延々と悪さをしつづけ、いつか別の神経ラインに、今度は消せない痛みとして出現します。
脳は痛みの出所が特定できないのに、痛みが出続けているので非常に辛い状態になり、これ以上は危険と判断した時に痛みが出ているエリアへの電力供給を抑え、そのエリアを強制的に停止させ、わけがわからないけれどもとにかく安静にさせようとします。 これが、我慢しつづけていくと身体に力が入らなくなり動かなくなっていくことの正体です。
ここまでくると、薬ではどうにもならず、手術をしても見当違いになり、リハビリをするなどもってのほかで、医療ではどうにもならなくなります。 医療では処置は出来ますが、身体を修復させることは出来ません。身体を修復させられるのは、自分の脳による治癒力でしかないからです。 その脳へ、身体の情報が届かなければ、どう修復していいのかわからなくなるのは当然です。
では、そのような状態人がぜどにして回復い ったのでしょうか?
◎身体が回復していくパターン、身体の良くなり方
まず言うまでもなく頸椎の歪みを調整します。 すると何が起こるかと言うと、頭の位置が背骨の中心線に乗るようになってきます。 頭の重さを支えるためにバランスを取るように骨格が動きますので、正常位置に乗った頭に合わせるように骨格が正常位置へ動き始めます。
次に神経です。 首の神経を圧迫していると、首の神経から全身の神経へ痛みが走りますので、首の神経を圧迫しないように頸椎を調整することで、かなりの全身への痛みが軽減していきます。
そして、身体と脳との情報のやり取りをしている神経の圧迫が緩まることで、身体の古傷になって残っている患部の情報が次第に脳へ伝わるようになっていきます。
過去の骨格の変化や無理をし続けて出来たダメージは古傷となって、充分に回復されずに残っています。 そこから、鈍くなった神経ラインでは痛みは出ませんが、違う神経ラインへと痛みや症状が流れていきます。 しかし、古傷がきちんと脳で認識され再度修復されていくと、その古傷から流れて別の患部で出現している痛みが消えていきます。
このような流れで、骨格が正常化していき、それに伴って古傷も処理されていけば、最終的には非常に強い形で身体は修復され、回復していくのです。
しかし、それには時間のかかる人も当然います。 その時間経過に対して、自分の回復力を信じ、あせらずしっかりと身体を労わりながら回復を待つことの出来る人は、ものすごく回復していく人です。
私は治療をしているわけではないので、どのような症状に対して何をすれば治ると言うことは出来ません。全ては皆さんが自分の回復力で治していっているだけです。 その力を引き出し、回復可能な方向へ向けてあげることしか出来ませんが、身体が正しく回復していく方向へ進めば、驚くような回復力を見せることがあります。
昨年も、これはどうにかなるものなのか? と思うような症状の人もいました。 しかし、その回復力に驚かされたことも多かったです。 ただ、そのような人は、10年前の私の施術ではどうにも出来なかったと思います。年々少しずつですが、私の技術も向上していると自負しています。
また、これからも、精進し、皆様の回復に少しでも多く貢献できるように努めてまいります。
今後とも、よろしくお願いいたします。