今回のシロハ便りは61号、前回が60号(@o@)
毎月1回発行してきましたので、もう5年間続けてきたことになります。
ん〜〜三日坊主の私にしては奇跡です(^^;
でも、そのおかげで、いろいろと勉強させて頂く機会が増えました。文章に書いていくことで多くのことが整理され見えてきたものも沢山ありました。
これからも、他では知りえない不思議な上部頚椎の世界を書いていきますので、よろしくお願いいたします。
来院される多くの方が身体の痛みをもっていらっしゃいます。 身体のどこかに痛みがあれば、とにかくその痛みさえ取れればいいと切羽詰った思いがしますよね。 確かに痛みさえなんとかなればという強い思いはわかります。
けれども、あまりにもそれのみを追い求めていると結局は痛みが慢性的に永続的に続き、痛みの出ている場所が変化し、また痛みの種類も変化し、ずっと苦しむことになる人が多いです。
人の物事に対する衝動というのは、快楽の追求よりも苦痛からの離脱の方が強いと言われています。痛みという苦痛からの離脱のみを追い求める対処療法が強く用いられてきたことは当然の成り行きだったと思います。
なので、とにかく今現在の痛みさえなくなれば・・・という意識になることは、ごく自然な感情ではありますが、上部頚椎の施術においては、その先があります。もっと強く、もっと楽にがんばれる状態に、身体が進んでいく可能性が大きいのです。
現状がきつい状態だと、その現状から自分の身体の限界を考えがちですし、老化という言葉だけが異常に浸透しているので、未来の自分の姿をポジティブに考えられなくなっている傾向も強いです。
確かに年齢による衰えはあると思いますが、それでも以前に出来ていたことが、痛みや不調によって出来なくなってしまい、多くのことを諦めているとしたら、とてももったいないことです。
あなたの身体は、今現在の状況よりも、ずっと強くなれるんです!
すると、諦めていたことが出来るようにもなるんです!
そんな状態に回復したら、何をしたいですか? その目標が明確にある人ほど、身体の回復も早い傾向にあります。身体の骨格は、絶妙なバランスによって、常に変化し続けています。 そして、形状記憶合金のように、元の正しい位置を記憶してもいます。
この記憶を辿って、正常な位置に巻戻していくことが、頚椎を調整して頭の位置を正常位置に合わせている大きな目的であり、自分の骨格のバランスにおいて、今まで変化してきた経緯を正確に巻き戻っていくことで、とても強い安定した骨格に自ら変化していくことが可能なのです。
現状では、不自然な形で、やっとバランスをとっている骨格であり、無理な負荷がかかっている状態ですので、きついのは当たり前です。しかし、本来の自然な骨格位置に戻ってしまえば、どれほど楽なことか。しかも本来身体がもっている力と能力が発揮されるので、どんどん強くなっていきます。
雲泥の差ですよ。 痛みという信号だけに右往左往されずに、しっかりと身体が整うまで、しつこくやっていけば、身体はどんどん正しい方向へ動いていきます。あと問題なのは、時間だけです。
私が見ている限りでは、体感上では、毎月1〜2回の施術を続けて、6 ヶ月で10 年分程度の骨格変化が巻き戻るように感じてはいます。若い人は、頭がズレてからの経過年数が、まだ短いので、その分早く巻き戻っていきます。
頭のズレは生まれてくる時に首に負荷がかかるので、その時点でほとんどの人がズレを起こしますから、60 歳までの方なら3 年がんばれば60 年分なので、そうとうの骨格のズレは正していけるのではないでしょうか。
若い時に運動をしていて、筋力を使っていた人は、骨格を支える力が強いので安定するのも早いです。 逆に若い人でもほどんど筋力を使わずに生活している人は、骨格が安定せず、痛みも取れにくいです。
ただし、だからといって痛みのある状態で筋トレをすることは絶対に避けるべきで、正しい骨格構造にある程度巻き戻って痛みが抜けてから適切な運動をしていくことをお薦めします。それまでは、たとえ時間がかかってもあせらずに身体は治ろうとしているし、治すために全力をあげて必要なプロセスを目にみえないところで行っていることを信じて待つことも極めて重要なことです。
その自己治癒力を助けるための努力をしたければ、とにかく末梢血管を開くことに全力を注ぐことです。そのための半身浴であり毛管運動であり、患部に使い捨てカイロを貼ることなのです。
どんなに重症で痛みが強く、しかも長期間患っていた人でも、改善している人は、痛みは身体を治すのに必要な信号であることを理解しています。 そして、様々な治療経験をもっており、その痛みを取り除くことのみを目指しても結局は安定した改善はしてこなかった経験があります。 そのような人は、私の説明した身体が回復していくプロセスに対して、とても理解が深く、信じて待つことができます。
本当に辛そうな時を実際に見ていた人が、すっかり痛みが消え、より楽な状態でがんばって仕事や趣味ができている姿を拝見できるのは、施術者冥利に尽きる、最高にうれしいことです。
痛みを感じているのであれば神経が生きていますので必ず治癒力は発揮されます。 その痛みを乗り越えて、もっと安定した強い本来の自分の身体へ回復していく、そしてやりたいことが出来るようになる、そんな未来への希望がここにはあります。
まずは今回ご紹介する本の表紙↓をご覧下さい。 この方、先天的に手足がなく生まれました。 初めてこの人、ニック・ブイチチさんを知ったのはユーチューブの動画を見てでした。
その時衝撃だったのは、手足がないことよりも、彼の楽しそうな笑顔です。 多くの困難を克服しながら、本当に幸せそうに楽しそうに生きていることに胸が熱くなりました。
そんな彼の職業は自分の体験から、そして容姿から、人々に何かを伝える講演家です。 この本の題名も素敵じゃないですか。『希望でいっぱい』・・・いったい自分は何を悩んでいたんだろうと・・恥ずかしいというかそんな自分を笑い飛ばしたくなりました(^^;
今やこの本は、彼の体験談というより人生やビジネスの成功哲学として高い評価を得ています。 ぜひ読んでみてください。
題名 「それでも僕の人生は希望でいっぱい」
著者 ニック・ブイチチ
発行元 三笠書房
価格 1,365円
3月16 日(日)はお休みさせて頂きます。 この日は友人達と酒蔵見学に行ってきます。 1月にご紹介した寺田本家の酒蔵見学ができる日なんです。
この酒蔵は微生物が気持ちよく仕事が出来るように、場を整えることを重視して環境整備されていて、ものすごく気持ちいい空間らしいのです。見学した後は香取神宮にお参りに行く予定です。 そこもパワースポットとして有名で神社がすごく重厚なかっこいい作りらしく、パワーをたくさん吸い込んできたいと思います(*^_^*)